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自宅のキッチンを菓子工房に改修。具体的な工事の様子と費用も公開しちゃいます。

2025 3/27
コラム 自給農を目指すポレポレ農園レポート
2025年2月28日2025年3月27日
こめむすひ 編集部

2014年に神奈川県から小千谷市の岩沢集落に移住して早10年が経ち、11年目に突入しました、せいのうれいと申します。

栄養学を学び、食品メーカーで微生物の培養をし、はたまたNGOのボランティアとしてケニアで子供の支援に関わったり、そのほかにも介護職や事務職や飲食業や、あれやこれやと職を転々としてここにたどり着きました。

現在の本業は(何が本業か分からないのですが、中でも自分が事業主として行っているものは)【ポレポレ工房】という菓子製造業ということになりますでしょうか。お米や地元の素材を生かしたお菓子、オーダーケーキ、時にお弁当やお惣菜なども作っています。

時々聞かれることが、自宅を工房にしているのですか?どんな工事しましたか?という話。

そこで今回は、普通の家庭の台所を【お菓子工房】として改修し、製造許可を取るまでの過程と費用について書いてみます。

目次

自宅の台所を菓子工房に

菓子製造業を始めたのは2017年。
2014年から【地域おこし協力隊】として農家レストランの運営に携わっていた私は任期終了後、県の開業支援の補助金を使ってその建物の2階を改修し、菓子工房の許可を取りこの仕事を始めたのでした。
が、それから7年目の2023年、工房を自宅に移転することにしました。結局また工事を行うことになり、なんともったいないとも思われますが。。。

例えばこの先10年この仕事を続けるとして、家賃や光熱費などの金銭的負担や心理的ストレスなどを鑑みると、その方が結果的には幸福度は高いと判断したのです。

移住して以来住んでる家は築40年ほどの一軒家。高床で1階は車庫(車3台入ります)、2,3階が住居スペースとなっています。
部屋数は台所を含め10部屋。なかなかの豪邸です。笑(冬は寒いですが)。
一人で暮らすには当然持て余しますよね。仕事場を兼ねればちょうどよくなるかもしれませんね。

その台所を、菓子工房としてリフォームします。

費用のこともあるので、予算も考えながら具体的にどこをいじるか、何を買い足すかを決めていきます。業者さんにも相談しながら、厨房機器の選択をしました。また以前の工房で使っていたものも、ここで使えるものは持ってきます。

既に菓子工房としては営業しているわけなので、必要な条件はおおよそ分かっていますが、どのような工事が必要になるかは保健所に足を運んで確認しました。幸い親切な職員さんに対応して頂いたので、丁寧な説明や資料で一つ一つ確認します。

その内容をもとに自分で図面を書き(手書き)、それを持ってまた保健所に確認に行きました。


壁や床の素材がどうか、必要な器具が揃っているか、再度この図を見ながら一つ一つ確認してもらいます。

私が今回確認したことは、
●床は普通のフローリングで大丈夫か
●壁紙はごく普通の壁紙で大丈夫か
●換気扇は古い家庭用のもので大丈夫か
●出入口はガラスの引き戸で大丈夫か
一応、写真に撮って『こんなやつです』と見てもらいましたが、これらすべて問題ないとのことでしたのでいじらずに済みました。

これでOKが出たらいよいよ工事の手配になります。

DIYへの憧れもありましたが、なかなか時間にも体にも余裕がなく、内装工事は地元の工務店さんに、また、配管工事も地元のガス水道屋さんにお願いすることにしました。
田舎の業者は高い、とも言われますが、やはり近くていつでも呼べば来てくれるような地元の業者さんは、こういう時にお願いしておけば個人的な信頼関係も築けるわけで、あとあとのケアのことも考えれば多少高くても【安心感】という保証がついてくる点で、やはり頼りになることは間違いないと思います。

撤去作業

工事前。
こちらが生活空間としての台所。工事にあたり片づけました。都会のアパート暮らしだと広いキッチンはとてもあこがれており、この台所が手に入ったときはとっても嬉しかったのを思い出します。

工事開始。まずは元の厨房機器を撤去します。

撤去した機器のあった床と壁の部分には、新たに壁板を張ってもらいました。

この時はまだ以前の工房は使えていたので仕事には支障はありませんでしたが、帰宅して料理をする場所がない状態です。
カセットコンロで最低限のことはまあなんとかなりました。

約1週間こんな感じで

何とかなっていましたが、やはり不便でした。

新たな厨房機器と断熱対策

そして、新たな業務用の厨房機器を入れていきます。また、ガスや水道の管も少し工事が必要でした。


これらシンク2台と作業台は新しく購入したものです。

そして今回は窓も、断熱効果の高い2重窓に替えてもらいました。
古い家はとにかく寒くて、冬場は料理なんてする気にもなれないほど寒い空間だったので、仕事をするためにはある程度の快適さは必要と考えていました。床下にも断熱材を新たに入れてます。

ガスオーブン、ガスコンロ、作業台2台とワゴンなど使えるものは元の工房から移動してきました。

この家の大家さんが置いていってくれてて使っていなかった茶箪笥も出番がきました。なかなかいい感じ。

壁にはちょっとDIYで物を掛けるスペースも作り。
無事に工事も終わって、必要な物品を運び込んだらちょっとごちゃついていますが、厨房が整いました。

気になる費用

さて、気になるのは費用ですよね。
大規模でもないけど、中規模?なこの改修、かかった費用は以下の通りです。(消費税抜きです)

まず、キッチン内部の工事です。
●1層シンク(幅1200㎜)61,750円
●1層シンク(幅450㎜)41,500円
●調理台(幅1,000㎜)58,500円
●排水工事 15,000円
●給水、湯管工事材工共 45,000円
●ガス配管工事 25,000円
●電気工事材公共 22,000円
●既設機器撤去搬出処分 15,000円
●機器購入設置工事 30,000円
●換気扇交換 8,000円
●既存壁ステンレス板撤去作業 25,000円
●キッチンパネル貼り(8㎡)136,000円
●窓撤去処分費 14,400円
●新設窓(断熱ペアガラス)117,600円

以下、床の断熱工事ですが、高床になるので実際には1階車庫の天井を処理してもらった感じです。面積は15㎡(約9畳)です。
●既存天井ボード撤去作業 63,000円
●床下断熱材 45,000円
●天井ボード貼り 54,000円
●床下収納撤去と断熱材 21,600円
●諸経費 84,750円

と、こちらが実際の明細です。
高いか安いかは、分かりません。ガス管や水道管も、どこをどれだけいじるのかで費用は変わってきますので、あくまでも我が家の場合です。


値段の良し悪しは、これによって得られる物質的なものだけではなく、後々のメンテナンスのことだったり信頼関係だったり、いろんな要素を含めての満足度で決まるものだと思います。
なので私は特に、他社と比べるとかはしていません。満足感と幸せは人それぞれですね。


皆さんにとって何かの参考になれば幸いです。

あとは、エアコンがまだついていなくて、夏は厳しいのです。。。ガスで調理したりオーブン使ったりすると、室温が40℃にまで上がってしまうので、さすがに必要かなあ、来年はつけようかなあと、考えています。

この記事を書いた人

せいのうれい 半農半X型イナカフリーランス

2014年地域おこし協力隊として移住。任期終了後にポレポレ工房を起業、地元の食材や自家栽培の素材などを使ったお菓子や料理の製造販売を行う傍ら、農業法人でのアルバイト受託仕事やをしながら生計を立てている。なりゆきで畑や田んぼをあてがわれてから野菜や米作りに魅了され、趣味と実益を兼ねて農作業にいそしむ。

コラム 自給農を目指すポレポレ農園レポート
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