地域に伝わる「豆」を使った料理は数多くあります。味噌はもちろん、煮たり、漬けたり、日常の料理に豆は欠かせません。
この記事では小千谷市岩沢地区に伝わる「豆」料理を紹介していきます。

残したおきたい、伝えたい
岩沢のごっつぉ
(岩沢まごころ市)
小千谷市岩沢地区では、郷土に伝わる料理を「岩沢のごっつお」という冊子にまとめています。
冒頭では「地域の伝統食は文化であるとともに家族の健康を守る基本ではないかと思っています。」と綴られています。
冊子では「季節の料理」「豆料理」「漬物」「山菜」などのカテゴリに分けられて約70ものレシピが紹介されています。
新潟県魚沼地方の豆料理レシピ9選
それではこちらからは、小千谷市岩沢地区「岩沢のごっつお」から、地域に伝わる豆料理を7つ紹介します。
- 煮豆
- 酢豆
- 五目豆
- 豆味噌
- 花豆の煮豆
- 白いんげんの煮豆
- しょうゆの実
レシピも紹介しているのでぜひ作ってみてください。
1. 煮豆

多めに作って冷凍しても味は変わらない
<材料>
- 大豆・・・500g
- 砂糖・・・300g
- 塩・・・・30g
- 醤油・・・おおさじ3
<調理手順>
- 1. 大豆を洗い、1,000mlの水で沸騰させる
- 2. 1,000ml水を入れ、15~20分煮る
- 3. 砂糖、塩、醤油を入れ2~3時間弱火で煮る
<材料>
- 大豆・・・・・・・400g
- ザラメ砂糖・・・・200g
- 醤油または塩・・・少々
<調理手順>
- 1. 大豆を一晩水に浸す
- 2. 鍋に大豆がかぶるくらいの水を入れる
- 3. 圧力鍋のオモリが回ったら、弱火にし、10分くらいで火をとめる
- 4. 圧力が抜けるまでそのままにし冷めたら、水と砂糖を入れゆっくり煮詰める
- 5. 最後に醤油を入れて好みの味にする
2. 酢豆

- 大豆(青豆)・・・400g
<調味料>
- 酢・・・400ml
- 砂糖・・大さじ13
- 塩・・・小さじ2~3
- 醤油・・大さじ1~2
- 1. 大豆は半日くらい水に浸しザルに上げ、沸騰したお湯に塩と重曹をひとつまみずつ入れ15分位中火で茹でる
- 2. ざるに上げる
- 3. 調味料を混ぜ合わせておく
- 4. 豆と調味料を合わせて、冷めたら冷蔵庫に入れて保存する
3. 五目豆

<材料>
- 大豆・・・・200g
- ごぼう・・・1/2本
- こんにゃく・1個
- レンコン・・2個
- にんじん・・1個
- 昆布・・・・40cm
(調味料)
- 砂糖・・・80g
- 醤油・・・大さじ4
- みりん・・100ml
<調理手順>
- 1. 「大豆」を洗って、一晩水に漬ける
- 2. 「大豆」を漬け汁ごと火にかけ、煮立ったら弱火にしてアクをとる
- 3. ゆで汁がひたひたになる様に、差し水をしながら50分くらい茹でる
- 4. 「ごぼう」「こんにゃく」「レンコン」を1cm位の乱切りにし、塩ひとつまみ入れて茹でる
- 5. 「昆布」を1cmくらいに切って茹でる
- 6. 「大豆」に「昆布」を加え、水をひたひたにして煮立てる
- 7. 砂糖を入れて10分位煮て、醤油を加えてさらに10分位煮る
<材料>
- 大豆・・・・・400g
- 昆布・・・・・40cm
- こんにゃく・・少々
- 椎茸・・・・・少々
- にんじん・・・1/2本
- ごぼう・・・・1/2本
(調味料)
- 砂糖・・・大さじ10
- 醤油・・・大さじ5
- みりん・・大さじ4
<調理手順>
- 1. 「大豆」を洗って、一晩水に漬ける
- 2. 具材をを1cm角に切る
- 3. 圧力鍋に豆と調味料を入れ、おもりが回ったら弱火で3~5分煮る
- 4. 火を止めて10分蒸らして、蒸気を抜き蓋を開ける
- 5. 好みの味に整える
4. 豆味噌

- 豆・・・400g
<調味料>
- 砂糖・・・大さじ3
- 酒・・・・大さじ3
- みりん・・大さじ3
- 味噌・・・250g
- 1. 大豆を洗って、一晩水に漬ける
- 2. 大豆をザルに揚げ、水分をペーパータオルでふき取る
- 3. 170℃くらいの油で豆を上げ、ペーパータオルで油を切る
- 4. 鍋に調味料を入れ、豆を入れて混ざ合わせる
5. 花豆の煮豆

お茶請けに、冷凍ができる
- 花豆・・・500g
<調味料>
- 砂糖・・・300g
- 塩・・・・大さじ1
- 1. 花豆を一晩水に浸す
- 2. 浸した水を捨て、水をたっぷりいれて弱火で煮る
- 3. 2回ほど水を替え、柔らかく煮えたら調味料を入れる
- 4. 豆が汁より出ないよう水を足しながらゆっくりコトコト煮る
6. 白いんげんの煮豆

- 十月豆・・・500g
<調味料>
- 砂糖・・・350g
- 塩・・・・20g
- 1. 豆がかぶる位の水で火にかけ、沸騰したらざるにあける(豆を指でつぶせるくらいに柔らかくなるまで2~3回繰り返す)
- 2. 豆を別の鍋に移し調味料を上から入れ、砂糖が溶けるまで弱火で煮る。火を止めて、そのまま置き、味を含ませる(水が少ななら100ml位の水を入れる)
7. しょうゆの実

- 大豆・・・1.5kg
- 冷や飯・・300g
- 甘酒・・・460g
<調味料>
- 麹・・・・700g
- 塩・・・・150g
- 1. 大豆を弱火で煎る
- 2. 豆が熱い内に大きめのミに入れ、一升桝の底などでこすり皮をとる
- 3. 豆を大きめの鍋に入れ、途中水を足しながら柔らかくなるまで2時間位煮る。
- 4. 豆を人肌に冷まし、煮汁の中に「調味料」「冷や飯」「甘酒」を入れて良く混ぜる
- 5. 2~3日したら鍋を火にかけ弱火で温める。5日位で食べられる。
本記事で紹介したレシピは、小千谷市岩沢地区のお母さんたちが作った「岩沢のごっつお」という冊子を参照しています。伝統的な料理は、地域の文化を残すことに加えて、家族の健康を守る大切なものです。こちらで紹介した料理をぜひ一つでも作ってみてください!作った感想があれば、ぜひこちらにコメント送ってもらえるとうれしいです。

残したおきたい、伝えたい
岩沢のごっつぉ
(岩沢まごころ市)
小千谷市岩沢地区では、郷土に伝わる料理を「岩沢のごっつお」という冊子にまとめています。
冒頭では「地域の伝統食は文化であるとともに家族の健康を守る基本ではないかと思っています。」と綴られています。
冊子では「季節の料理」「豆料理」「漬物」「山菜」などのカテゴリに分けられて約70ものレシピが紹介されています。