身体にいい♪健康になる♪おいしい♪と、3拍子揃った酵素玄米(寝かせ玄米)。
しかし酵素玄米(寝かせ玄米)は「発酵に3日程度かかる」「玄米は8分程度は研ぐ」など、「ちょっと作るのが大変そう…」と敬遠されている方も多いのではないでしょうか。
私は、2016年のお正月(もしくは、2015年の年末)から、酵素玄米を作り始めて、早、6年余り。試行錯誤の末、酵素玄米(寝かせ玄米)を時短で楽しむ方法を自分なりに編み出しました。
そこで、この記事では、西畑流の簡単な酵素玄米の作り方をお伝えします。
そもそも「酵素玄米」の何がめんどくさいの?
「酵素玄米」が敬遠される原因は、以下の3点が考えられます。
- 8分も研ぎ続けるなんてめんどくさい
- 3日間、保温し続けないといけないのがめんどくさい
- 毎日かき混ぜるのがめんどくさい
「毎日のかき混ぜ」は、一番の上のお米が固くなってしまうので、必ずやらなければいけない作業です。
しかし、それ以外の「8分研ぐ」「3日間保温し続ける」をしなくても、酵素玄米を作る方法があります。
西畑流!簡単♪おいしい♪楽しい♪酵素玄米の炊き方
まず、西畑流の酵素玄米の炊き方をご紹介します。ステップは以下の7つです。
- お米と小豆を計る
- 研ぐ(1回目)
- 浸水
- 研ぐ(2回目)
- 炊飯
- 混ぜる
- 食べながら発酵させる
それぞれ詳しく解説していきます。
Step1.お米と小豆を計る
まずは、お米と小豆を正確に図ります。量は、以下を参考にしてみてください。
- お米3合の場合、小豆0.5合
- お米5合の場合、小豆1合
Step2.軽く研ぐ(1回目)
1回水を入れてかき回し、ゴミが浮いたら、水を捨てます。その後、白米を研ぐときと同じ様に、特別に力を入れずに2~3回研ぎましょう。
一般的には、水の吸収を良くするために、強く研いで玄米に傷をつけることが推奨されています。玄米は「ぬか層」という硬い層があり、水の吸水を防いでしまうためです。
多くの場合「8分研ぐ」「ザルにこすりつけるように研ぐ」などの方法が紹介されています。
しかし、私はこの段階の玄米研ぎでは強く研ぐことをおすすめしません。理由は、大変だからです 笑。
西畑流では、浸水した後に強く研ぎます。浸水したあとの方が、玄米がやわらかくなっており、時短で傷をつけることが可能です。
STEP3.浸水
お米を軽く研いだら、水に漬けておきます。長い時は2~3日、時間がない時は半日でもOKです。より長く浸水した方が、玄米が柔らかくなるのは事実ですが、極端な差は生まれないというのが私の実感です。
また夏の暑い時は、浸水時は冷蔵庫に入れることをおすすめします。水の温度が高くなると、玄米から腐ったような臭いがでることがあります。冷蔵庫入らない場合は、半日ごとに水を換えるなど、臭くならないように工夫すると良いでしょう。
Step4.強く研ぐ(2回目)
このステップが、西畑流の1つ目の大事なポイントです!
浸水が終わったら、水を捨てて、2回目の玄米研ぎです。今回は少し強めに研いで、玄米に傷をつけます。
浸水後のお米は、水を吸って柔らかくなっています。この段階で、がしゃがしゃ、少し強めに研ぐと、浸水前よりも簡単に玄米に傷をつけることができるのです。
玄米を傷がつきることで、炊き上がりがふっくらするように感じていますし、発酵促進にもなるのではないかと感じています。
5.炊飯
2回目の玄米研ぎが終わったら、お塩を適量入れたら、玄米モードで炊飯します。
水の量は、炊飯器の釜についている玄米の目盛りを使います。玄米に対応していない場合は、白米よりも少し多い水を入れると良いでしょう(編集部注:一般的には玄米の量✕1.77の量の水を言われています)。
または、お塩は、今回は6合炊くので「小さじ一杯」程度入れます。お塩はミネラルが豊富な、海の塩が岩塩を使用することがおすすめです。
圧力鍋で炊く方法もありますが、普通の炊飯器で、問題ありません。
6.混ぜる
玄米が炊き上がったら、まずは、1回混ぜます。これは、白米と同じです。
炊飯直後は、ご飯の表面に余分な水分ついているため、しっかり混ぜ合わせましょう。
7.食べながら発酵させる(毎日かき混ぜる)
一般的に、酵素玄米(寝かせ玄米)は、このまま炊飯器を保温状態で毎日かき混ぜながら、3日程度かけて発酵させるものです。
しかし、何日もかけて発酵させるのが手間なので、西畑流の発酵玄米(寝かせ玄米)は、発酵させながら、毎日食べて、玄米を継ぎ足していきます。
はじめは、ただの玄米なので、若干固めですが、食べられます。よく噛めばOKです。
詳しくは、食べながら発酵さえる方法は、次章で詳しく説明していきます。
毎日食べながら発酵させる方法
西畑流の「酵素玄米」の作り方は、「毎日食べながら発酵させる」ことです。
「毎日食べながら発酵させる」のメリットと方法を解説します。
食べながら発酵させるメリット
食べながら発酵させる方法には、次の2つのメリットがあります。
- 毎回、3日間の発酵を待つ必要がない
- 炊飯器1つでできる
もちろん、食べずに、3日間、毎日かき混ぜて保温するのもありです。しかし毎日食べる際に、かき混ぜる方が、効率が良いです。また量が減ってからの方が、かき混ぜやすいので、私は、毎日食べてます。
食べながら発酵させていくと、1日1日の、玄米の変化も感じられて、楽しいですよ♪
また、発酵玄米を始める方がぶつかる課題に、炊飯器が2つ必要になるということがあります。つまり何日も発酵させることになると、「発酵玄米を作る用の炊飯器」と「毎日のご飯を食べる用の炊飯器(または次の発酵玄米を作る用の炊飯器)」の2つが必要になります。
私も、当初は、2つの炊飯器を使って、回してました。でも、ある時、食べてみたんです。いや、以前から、普通に炊飯器で炊いた玄米を食べていたことを思い出したんです。
「な~んだ。食べちゃいけないのは思い込みじゃないか」と。玄米を継ぎ足していく方法であれば、炊飯器は1つで十分ですし、常に発酵した酵素玄米が食べられるので、食生活が豊かになりますよ。
食べながら発酵させ、玄米を継ぎ足していく方法
発酵玄米は、炊いたその日から食べますが、量が減って来たら玄米を継ぎ足していきます。そうすることで、毎回発酵するのを待つのではなく、食べながら、継ぎ足した玄米を発酵させていくことが可能です。
具体的には、以下の5つのステップです。
- 「継ぎ足し用の玄米」を炊く準備をする
- 炊飯器の「発酵玄米」をタッパに移す
- 「継ぎ足し用の玄米」炊く
- 炊き上がったら、タッパに移していた「発酵玄米」を、再び炊飯器に入れる
- 「酵素玄米」を先に食べつつ「継ぎ足した玄米」を発酵させる(毎日混ぜる)
継ぎ足していく方法は簡単です。発酵玄米が減ってきたら、タッパなどに一時避難させ、継ぎ足す玄米を炊きます。炊きあがったら、避難させていた発酵玄米を釜に戻すだけです。
西畑流酵素玄米(寝かせ玄米)の作り方は、炊飯器1つで、時短で簡単!
西畑流の酵素玄米(寝かせ玄米)の作り方は、いかがだったでしょうか?
この方法で酵素玄米(寝かせ玄米)を作ると、冒頭でも申し上げた以下の3つのめんどくさいを解消できます。
- 8分も研ぎ続けるなんてめんどくさい
- 3日間、保温し続けないといけないのがめんどくさい
- 毎日かき混ぜるのがめんどくさい
酵素玄米(寝かせ玄米)にチャレンジしてみたいけど、めんどくさいと感じていた方は、「あれ? そうでもなさそうかも!?」と思っていただけましたでしょうか?
酵素玄米(寝かせ玄米)は、発酵しているので、モチモチで普通の玄米よりもおいしく食べられます。ぜひより多くの方に楽しんでいただけたらと思っています。
質問や疑問がある方、お気軽にコメントください。