炊飯器よりも早く炊けて、しかもおいしい「お鍋で直火炊きご飯」。やってみたことありますか?
「お鍋でごはんを炊く」って難しそうですが、意外と簡単なんです!
お鍋で炊く方法は「ごはんを素早くおいしく炊きたい!」という方だけではなく、僕のように「炊飯器がいつも『酵素玄米』に占拠されている」なんて人にもおすすめです(酵素玄米に関する記事はこちらで書いています)。
今回は、実は炊飯器よりも素早く炊けておいしい「お鍋で直火炊きご飯」の方法についてお伝えします。
お鍋の選び方
直火炊きごはんを作る場合、密閉性の高いお鍋を使うことをおすすめです。密封性の高いお鍋は、蒸気を逃しにくいので、みずみずしいご飯が炊けます。ごはんを炊く際に「土鍋」がよく使われるのは、中蓋があることで気密性が保たれることが理由の一つです。
またお鍋の密封性だけでなく、材質も大切なポイントです。材質の違いによって、炊けたお米に以下の違いがあります。
- 土鍋:鍋全体が緩やかに加熱されるので、ムラなくふっくらと炊飯できる。
- ホーローや鉄鍋:密閉性が高いので、みずみずしいご飯を炊ける。
- アルミやステンレス製:熱伝導率がいいので、沸騰までの時間が短い、つまり、早く炊ける。
- セラミック製:鍋そのものに吸水性があるようで、柔らかく炊いたご飯の水分が、程よく調整される。
私が実際に使ってみた鍋は↓の写真の2つです。以前は、左の「イチゴ鍋」でよく炊いていましたが、最近、右の「片手鍋」で炊くことが増えています。
「片手鍋」の方が、蓋がしっかりと閉まるので、炊き上がりがふっくらしている気がしています。サイズも2合炊くにはちょうどよく、窓から中の様子が見えるので、炊きあがり加減が確認できるのもいいです。
お米の準備
今回は、お米1合で炊きます。
鍋に入れたら、
水を入れて、お米をサッと研いで、水を流します。
水を流すときも、お鍋だからこそ、蓋をちょっとずらして流すと、お米が外に漏れることもなく、簡単・便利です。
炊く準備
まずは、お水を用意します。
お水は、お米1合に対して200ml~220mlと言われていますが、僕は、ふっくら炊きたいので、220mlのお水で炊いています。
忘れてはいけないのが、お塩。お塩を入れることで、炊き上がったご飯の甘みが増す、と言われています。スイカに塩を振ると、甘くなるのと同じ原理、でしょうか?
2合炊くときは、小さじ2、くらい入れてますが、1合なので、その半分の小さじ1くらいを投入。(写真のさじは、ちょっと大きいので半分くらいです)
そこに、水を入れて、サッと混ぜます。
そうして、お好みで10分~30分程度、水に浸してから炊飯します。時間がない時は、水を気持ち多めにして、そのまま炊いても美味しく炊けます。
いざ炊飯!
お鍋を火にかけます。
「はじめちょろちょろ、中ぱっぱ」なんて言いますが、あれはきっとウソではないかと思っています(笑)
初め強火で、鍋全体を温めて、ちょっとしたら中火にして、しばらく待った方がおいしく炊けるからです。
中がブクブクしだし、蓋がカタカタ言い始めたら、弱火にして、10分~13分、お好みで、火を止めます。
火を止めたら、10分蒸らして完成です。
ふっくら炊け過ぎていて、カメラが曇りました(笑)
お鍋の中で、ご飯をしっかりとかき混ぜて、お茶碗によそって、いただきます♪
直火だからこそのうまさ。
炊飯は、炊飯器だと30分くらいかかります。しかし、お鍋で直火炊きの場合に必要な時間はたったこれだけ。
- 初め強火から中火で3分~5分
- 沸騰したら弱火で10分~13分
- 蒸らしに10分
直火では、30分かからずに、ふっくらおいしいご飯が炊けちゃうんです♪
炊き込みがごはんも直火炊きで簡単!
私は、炊き込みご飯にはまっています。炊き込みごはんも、直火炊きだと簡単に炊けます。
ある時は、舞茸ご飯(新潟産の舞茸うまし!)
ある時は、栗ご飯(若栃の山栗うまし!)
ある時はしそご飯。(若栃のしそ、うまし!)
またある時は、ひじきご飯、と。これ、全部、お鍋で、直火炊きで炊いてます。
最初は、ちょっと戸惑うかもしれませんが、慣れると、超簡単、めちゃ美味しい♪
炊飯器要らずで、おいしいご飯が食べられるようになりますよ♪オススメです!
残った直火炊きごはんの活用法
コシヒカリの特徴は、冷めてももっちり、おいしいことです。僕は、お鍋に残ったご飯は、そのまま、冷蔵庫に入れずに保管しておいて、ラップに包んでおにぎりにします。
おにぎりは、小腹が減ったときのお菓子代わりに、重宝しています♪(左は、酵素玄米のおにぎりです)
おにぎりは、バリエーションを豊富に、日替わりで作れば、飽きることなく楽しめます♪
塩むすび
酢飯おにぎり
おかかおにぎり
ゴマ塩おにぎり
昆布の佃煮おにぎり
神楽南蛮味噌おにぎり
シンプル味噌おにぎり
などなど、僕は色んなおにぎりを作って楽しんでいます。
人生で一番おいしいご飯
先日、僕の住んでいる若栃集落に1週間、大学生が農作業体験で訪れました。大学生が帰る前に「おいしかった食べ物」についても聞いたところ、
「何を食べても美味しかったけど、それはお米がおいしいからこそのおいしさ。人生で食べた中で一番おいしいご飯だった。」と言っていた学生がいました。
日本一うまい米、魚沼産コシヒカリ。
小千谷一うまい米、若栃産魚沼コシヒカリ。
そんなうまい米を食べられる喜びに感謝しつつ、これからも、楽しく、直火炊きご飯を炊いていきます。
みなさまも、素敵なご飯食生活を過ごされることを、心より祈っています。
お読みいただき、ありがとうございます!