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今注目のワーケーション!故郷小千谷で自然と暮らしを丸ごと楽しむ夏の滞在記

2025 2/22
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コラム ピックアップ
2023年10月3日2025年2月22日
こめむすひ 編集部

ワーケーション?初めて聞くその単語を知ったのは埼玉県から小千谷に単身赴任し、二拠点生活をしている西畑さんとのやり取りがきっかけでした。(西畑さんが小千谷に来るきっかけなどはこちら)

Work(仕事)とVacation(休暇)の意味を持つ欧米発の造語であるワーケーション。日常とは違う場所でテレワークを活用し働きながら休暇を取るというスタイルです。

ちょうど昨年の2022年に小千谷市でもコワーキングスペースとして利用できる「テレワークステーションおぢや」が開設されました。

そこでこの記事では、小千谷でのワーケーションのヒントになればと「テレワークステーションおぢや」や「地域の魅力的なスポット」を紹介したいと思います。今回訪問したのは、以下の5ヶ所です。

  • テレワークステーションおぢや
  • ポレポレ農園
  • 山本山(小千谷信濃川水力発電館『おぢゃ~る』など)
  • 農家民宿『新助』
  • 番神海水浴場(柏崎市)

今回は、地元が小千谷である私が息子と帰省した際に訪問させていただきました。滞在期間も枠も限られている中で地域の魅力を全てお伝えするのは難しく、一部になってしまうのですが、これから訪れる方のワーケーションのヒントやきっかけになれば嬉しいです。

目次

最近聞くようになったワーケーションってなに?

ワーケーションは拠点さえあれば環境を変えても仕事ができ、空いている時間でその土地を巡ったり余暇を楽しめるのが何よりの魅力。ワーケーションで検索すると地域ごとに色々な取り組みがある事を知りました。

子どもと仕事、どっちも大切
でかけよう。仕事を持って。
家族の思い出をふやすために。

引用:親子deワーケーション

そんなキャッチコピーがインパクトに残る「親子deワーケーション」のHPには地域の特色を生かした楽しそうな体験宿泊ツアーが多数掲載されています。

特に面白いと思ったのが新潟県糸魚川市の「シー・ユー・アゲインプロジェクト」。
上越地域はいち早くワーケーションに取り組んだエリアなのですが、このプロジェクトは市内の小学校に年に3回通えるというユニークな取り組みです。

このプロジェクでは、1学期から3学期までのそれぞれ1週間ずつ親はリモートワークを行い、子供が選定した地元の小学校に体験入学をする。

親にとっては自然豊かな環境に囲まれて温泉に入りながら仕事ができるだけでなく、仕事が忙しく子供をどこかに連れて行けないという悩みを解消する事ができる。

子供にとっては異なる価値観や普段とは違う人とのコミュニケーションを通してさまざまな成長が促進され、郷土愛が生まれたり、第二、第三の故郷意識の向上に繋がる。

引用:シー・ユー・アゲインプロジェクトより以下抜粋

児童数の少ない地元の子供たちにとっても普段交わることができない同世代の子との交流は刺激にもなっているそうで、地域での交流を通して多様な学びが体験できるプロジェクトだと感じました。

ちなみに愛知県の11市町(現地点)では、Learning(学習)と Vacationを掛け合わせた「ラーケーション」の取り組みが今年(2023年)の9月より始まりました。

まだまだ試験的なところもあるかもしれませんが、子供達が学校以外にも学ぶ場や興味のある事を深める事を選択できたり、大人が仕事の場所を自由に選べるのと同じように子供達も普段の暮らしの場以外での「自分の居場所」を見つけたりと、広い世界を知れるきっかけになるように感じました。

初潜入!テレワークステーションおぢやへ

帰省した翌日、早速「テレワークステーションおぢや」を訪問。運営管理をされている株式会社あわえのコミュニティーマネージャーである谷口さんとお会いしました。

谷口さんは小千谷市出身で元々都内在住でしたが、Uターンを考えていた時に小千谷で「テレワークステーションおぢや」が開設される事を知り、今の会社に転職しこちらに赴任。会社の事業として、人口減少や高齢化など課題を抱える自治体に拠点となるサテライトオフィスなどを誘致して活性化をサポートしているそうです。

入館料は500円ですが、高校生以下は無料で小中学生も利用できます。街中にある事で、電車やバスを待つちょっとした隙間時間に立ち寄って時間を有効活用する事ができます。

市内出身の方が帰省した際に利用した事をきっかけに講師となり、デザインを学ぶワークショップを開催したり、現役の高専生や技大生が講師となり子供達に向けたプログラミング体験を開催したり、これまでになかったような楽しい企画をやられています。

広々とした館内で飲食スペースもあるので、時間を気にせず集中して取り組む事ができる場所です。出張や短期滞在などのリモートワークをはじめ、ワーケーションの拠点として多くの方に知っていただきたいです。

山の中にある畑 自然農法で育てる野菜

滞在中の楽しみの一つが清野憂(うれい)さんの畑『ポレポレ農園』に遊びに行くことでした。清野さんは地域おこし協力隊として2014年に小千谷市に移住し、自然農法で育てた野菜や手作りの発酵調味料を使ったお菓子やお料理の販売を行っています。

なりゆきで始めたという田んぼや畑ですが、地域の方に「どうぞ使って」と貸してもらい始めたそうです。自分で食べる野菜などは買わずにほぼ自給自足。

畑は想像以上に広く、一つ一つ育てている野菜を教えてくれました。清野さんは畑で育てた大豆を収穫して味噌や醤油を作っていますが、種まき〜収穫〜味噌作りのワークショップを開催していて、地域の方と交流しながらその活動を発信しています。

この日はじゃがいもを収穫。実家の両親も大量のじゃがいもを作っていますが、私は食べるばかりの身で収穫するのは親子共々、初体験です。

ドキドキしながらそーっと引き抜きます。じゃがいもの見えない葉っぱの部分や茎など、こんな風にできているんだなと思いました。ミニトマトやきキュウリなどプランターで育てられる野菜は一通り挑戦したのですが、じゃがいもはさすがに未経験です。

つるつるのきれいなじゃがいもがたくさん!時には生き物にかじられてしまう事もあるようで、他にもとうもろこしが全部かじられていたり、山の中にある畑なので尚更動物たちが寄ってくるのだろうと思いました。

山の中にはウサギやカモシカがいたり、地元の友達から「今日目の目でキジが通ったよ!」と教えてもらった事もあり、改めて生まれ育った場所は生き物も食べ物も全部が豊かな場所だと感じました。

帰るたびについ訪れたくなる 思い出の山本山

帰る度に山からの景色を眺めたくなって訪れるのが「山本山」。小中高と市内の学校だったのですが、遠足やキャンプファイヤーや思い出が詰まった場所です。毎年4月に開催されている「信濃川河岸段丘ウォーク」では小学生の頃、友達と出場しており春の山々の風景の中歩いたことが記憶に残っています。

標高336メートル、頂上は高原でハイキングやドライブにおすすめ。山頂にある展望台から越後の山々と悠々と流れる大きな信濃川の流れ、緑豊かな越後平野が一望できるビュースポットです。

秋が深まると寒暖差から発生した川霧が滞留することで、周囲を覆いつくすほどの雲海が発生します。また発生した川霧が山を登ってくることにより、低標高ながら高山で発生する白虹やブロッケン現象という自然現象がよく観測されているそうです。

山本山周辺で人と自然をつなげる活動をされている「山本山ネイチャーアカデミー」では、自然観察のガイドウォークや定期的な観察会も行っており、秋には南国へ旅立つ鷹を観察する『鷹の渡り』観察会も実施しています。山本山高原は観察スポットとして、野鳥専門誌で紹介されているほどの場所で、時期になると多くのバードウォッチャーやカメラマンが県外・市外から来訪します。

何度も訪れてきた山本山ですが、まだまだ知らない魅力がたくさん詰まっていてネイチャーガイドの方と共に歩いたら、自然の生態など改めてまだ見ぬ世界に触れることができるだろうなと感じました。

水力発電の仕組みを体験できる「おぢゃ〜る」

群馬に住む弟の子供達も一足先に帰省し、次男(小5)と甥っ子(小6)を連れて山本山にある「おぢゃ〜る」へ。小千谷市とJRの共同で作られた宿泊体験施設「市民の家」とJR信濃川発電所の歴史や仕組みなどが学べる「小千谷信濃川水力発電館」の複合施設です。

大の電車好きで将来の夢は「電車の運転手」という甥っ子は初めての訪問。水力発電がどのようにして生み出されるのか、その仕組みを再現した模型を見て「よくできてるなぁ!」と呟いていました。

信濃川発電所は小千谷発電所、小千谷第二発電所(いずれも小千谷市)、千手発電所(十日町市)の3つの水力発電の総称です。

JR東日本の鉄道輸送で使う総電力のおよそ2割を発電していて、発電電力の99%以上が首都圏に送られ、山手線などの運行に使われ残りの1%未満が新潟県内を走る上越線に供給されています。

小千谷を離れて暮らしながらも、自分が関東で乗っている電車のエネルギーが故郷から送られてきていると知った時なんとも言えない感動がありました。

外に広がる芝生広場ではキャンプやBBQを楽しむ事ができ、スノーピーク製のキャンプ用品をレンタルできます。併設されている「市民の家」は少人数向けの宿泊室、大人数向けの研修室に宿泊可能でシャワールーム・浴場もついていて市内外の方が利用する事ができます。


(芝生広場にて6年前のまだ小さかった息子たちが遊ぶ写真)

こんなところに?山頂には素敵なお店が

今回は日程が合わず立ち寄ることができなかったのですが、かつて山頂には山本山高原スキー場(高校生の頃バイトをしていました)があり、使われなくなった山頂のレストハウスに「やまもとやまCAFE 本」という素敵なカフェが。

店主の橋本さんにお店の事を教えていただきました。都内のご出身の橋本さんは5年前に小千谷市に移住されて「地域おこし協力隊」として3年間の活動を終えた後に2021年にこちらのお店をオープン。

オススメは数日間寝かせた玄米を使ったスパイスカレー。できるだけ地元や県内産の食材を使って「地産地消」を心がけているそうです。

レアチーズケーキもおすすめ!ブルーベリーはお隣の畑で栽培した物を使っています。

お店の名前にも「本」とついているように店内には500〜600冊の本が置いてあります。山頂からの景色を眺めながらランチやスイーツ、ドリンクに本を読みながらゆっくり過ごす時間は想像しただけで幸せな気持ちになれそうです。

山の中の農家民宿 田舎料理のフルコース

小千谷市のシンボルでもある泳ぐ宝石「錦鯉」。国内外に大勢のファンもおり、品評会には世界各国からバイヤーや愛好家が訪れます。その錦鯉の養鯉で有名な東山地区。

東山に住む友人の片岡さんにおすすめのお店を聞いて連れて行ってもらったのが小千谷駅から車で15分程のところにある「農家民宿 新助」。ランチや夜の会食、宿泊をすることもできます。

品数がとにかくすごくて食べきれないから持ち帰り用のタッパーを持ってきて!と言われたのですが、色とりどりの小鉢がずらり!畑で採れた夏野菜に山菜料理に地元の食材をふんだんに使ったものばかり。

亡くなった祖母がこの時期に作っていた淡いピンク色の「ずいき」を久々にいただきました。ずいきは八つ頭や唐の芋、赤芽芋など、いろんな里芋の葉柄(ようへい)を指す総称です。

関東では見かけた事がなく、ここでしか食べられないこの時期ならではのもの。さっぱりとした甘酢漬けは漬物感覚で久しぶりにいただきました。

それと印象に残ったのが、主に佐渡と出雲崎が産地である「えご草」と呼ばれる海藻を煮て溶かしゼリーのように固めた「えご」。佐渡では「いごねり」と呼ばれる郷土料理です。新潟のスーパーでは日常的に販売しており、これもここでしか味わえない貴重なものです。

自家製のお米を天日干しにした「はざかけ米」に、具沢山のけんちん汁も出していただき、まるで田舎のおばあちゃんの家に遊びにきたかのような居心地の良さでした。
冬期間(10月下旬〜5月上旬)は名物の鯉料理もいただけるそうです。

毎年泳いでいた海で成長を感じた時

夏休みに入った夫と中2の長男も帰省し合流。毎年帰省した際に訪れる柏崎にある「番神海水浴場」へ。海なし県の埼玉に住む子供達は海に行けることを何より楽しみにしています。環境省が選定する「快水百選」に選定された海水浴場は、浅瀬にある岩場が家族連れに人気なスポットです。

砂浜から160メートル程先に見えるテトラポットまで膨らませたボートを漕いで行くのが毎年恒例なのですが、今年は長男が「自力で泳いで行ってみたい」と言い、夫がボートでサポート。次男も初めて浮き輪を使って泳ぐ事に挑戦しました。

実際の距離よりさらにテトラポットが遠くに感じて、波もあるし足はつかないし…私の方がドキドキしていましたが、泳いで行く事ができる距離なんだと長男が教えてくれました。年に一度しか来れない海ですが、その中でも自然と自分の関わり方を学んでいるようにも見えました。

以前ニュース番組で、北海道に移住した親子が雪だるまを作って遊んでいた時に「去年より大きな雪だるまができた」と喜んでいる姿を思い出しました。

移住前は「消費する遊び」が中心だったけど、移住してからは「積み重ねる遊び」が増えました、と子供達と遊ぶお父さんが嬉そうに話していた言葉が海での体験と重なりました。

ワーケーションの中にこれからの色々なヒントがある?

ワーケーションやラーケーションが広まり、学校の仕組みもそれによって変化していく事で今までできなかった事も可能になるのでは?と思っています。

私の実家は農家なのですが、田植えや稲刈りの繁忙期に手伝いたいと思っても平日だと中々帰ることができませんでした。

子供達を連れて体験目的で手伝う事ができたらと思っていましたが、もし糸魚川市のような小学校の留学体制があれば親子で帰省し、自分が食べているお米作りを体験する事ができます。

8月の終わりに開催される「おぢやまつり」の花火は子供たちが小さい時に一緒に見て以来で、あの頃は大きな音に驚き怖がっていましたが、成長した今もう一度見せてあげたいと思っています。

お隣長岡市の花火は全国的にも有名ですが、おぢやまつりの花火も県内屈指の花火大会で、花火大会の最後を飾る市民の募金で打ち上げる大スターマインの迫力は圧巻です。

ワーケーションを通じて、実家に戻ってきたかのようにその土地の美味しいものを味わい、地域の人と交流し、自然の中に生きる地元の人の暮らしの様子に触れる。「観光」とはまた違った「滞在」の形がこれから広まっていき、小千谷を訪れた方がこの土地のファンになりまた来たい!と思ってもらえたら何より嬉しいです。

この記事を書いた人

山本由佳

小千谷市出身、埼玉県在住。自宅の近くにあるコミュニティカフェで働いています。大学在学中広告を作る仕事に憧れコピーライターを目指し、地域情報誌の編集者として働いていていた経験もあります。子供が生まれ帰省する度に故郷の素晴らしさに気づき、山、海、お米、野菜、美味しい水、好きなものが詰まっている新潟ともう少し関わり合いながら生活していきたいと考えています。

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