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地域の人や文化と共に醸す日本酒造り!雪中貯蔵酒発祥の酒蔵「高の井酒造」をご紹介

2025 2/22
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日本酒【unsui行脚】
2022年9月12日2025年2月22日
こめむすひ 編集部
高の井酒造

「日本酒【unsui行脚】」は、魅力的なお酒を作っている酒蔵や酒米を作っている農家さんを、無類の日本酒好きunsu/i(うんすい)が取材をして紹介する連載企画です。

今回は、小千谷市にある「高の井酒造」さんを訪ねました。高の井酒造さんは「雪中貯蔵酒発祥の蔵」として知られ、また地元への貢献を意識し、小千谷産の酒米を使うことに強いこだわりを持った酒蔵です。

今回は、どんな出会いや発見があるのか楽しみです!

目次

戦火をくぐり抜け再開した酒蔵「高の井酒造」

7 月も終わりに近づき夏まっさかりはまさに今!と感じるような猛暑日。

涼しいバスの中から降りるのをためらうほどの暑さ。私は勇気を振り絞って小千谷駅前のアーケードに降り立ち、ジワリジワリと落ちてくる汗をぬぐいながら高の井酒造へ向かいました。

高い井酒造

小千谷駅に背を向けて線路と並行した国道291号沿いを5分ほど歩くと、雰囲気のある建物と大きな看板が見え、奥にはとても大きな筒形のタンクがそびえ立っていました。

ここは『田友』『越の初梅』を醸す「高の井酒造」さん

蔵の成り立ちは江戸時代後期。「山﨑酒造場」として酒造りをしていましたが、太平洋戦争時に米が国の統制下におかれ、酒造りが難しくなり酒蔵は閉鎖。戦時中は酒の代わりに味噌や醤油の生産が始まり、高の井酒造のすぐ近くにある「山崎醸造株式会社」の原点ともつながります。

酒造りが再開されたのは終戦から10年経った1955年。再開後、社名が現在の「高の井酒造」になります。戦前に蔵のあった高梨町の「高」と、酒造りの命脈をなす井戸の「井」をとって「高の井酒造」と名付けられました。

以前はお酒の流通は主に県内でしたが、現在は県外でもさまざまな場所で高の井酒造さんのお酒を楽しんでもらえるようになったそうです。

高の井酒造大久保部長

今回は、総務部長の大久保さんに、高の井酒造さんで人気のお酒についてご紹介いただきました。

タンクごと雪の中で冬を過ごす『越の初梅-雪中貯蔵』

「360度見渡す限りの真っ白な雪景色、どんよりとして灰色の空が広がる長い長い雪国の冬ー。その後に見られる梅の花というのは、もしかすると桜よりも春を感じさせる花かもしれませんね」と大久保さん。

そんな雪国の春を知らせる大切な存在である「梅」が名前に入った、蔵の中でもフラッグシップ的存在のお酒「越の初梅」。

越の初梅

特に雪中貯蔵酒が人気で、醸したお酒をタンクごと冬の間寝かせているというのです!

日本で初めて雪中貯蔵を行った先駆けの蔵としてのご苦労もあったそうで、数年前の全く雪が降らなかった年には、蔵人総出で近くの山からトラックで 100 往復!!貯蔵に使うための雪を大量移送したというエピソードも。

雪中貯蔵
高の井酒造雪中貯蔵

例年この写真のタンクが丸々と埋もれ、さらに雪は蔵の2階の高さまで積もり続けるそう!

しんしんと積もる深い雪におおわれたタンクの中で、お酒は自然ととろみがつき、まろやかな味わいに変わっていきます。

やわらかい味わいが人気のお酒です。

山の田んぼでみんなで育み造られたお酒『田友』

次にご紹介いただいたのは「田友」です。「でんゆう」と読みます。「参加しよう米づくりから酒づくり」を合言葉に、一般消費者の皆さんにサポーターとして、農作業や仕込み体験に参加してもらっているというお酒です。

小千谷市の南部の冬井地区の棚田で育てた契約栽培米『越淡麗』と、仕込み水の一部にも山の湧き水を使った特別なお酒。

高の井酒造田友

春には蔵人さんやサポーターみなさんで田植えを行うのだそうです。「自然の中でみんな一緒に作業して、そのあとのごはんがとってもおいしくて!」と大久保さん。

知らない人とも同じ田んぼの中で一緒に汗をかき一緒にごはんを食べて時を共にするー。

まさに「田んぼの友」です。

清らかな感じる酸味と旨みのバランスが整ったお味が魅力で、いろんな温度帯で楽しめるお酒です。

高の井酒造がめざすお酒とは?

ご紹介いただいたどちらのお酒にも共通しているのは、蔵のある小千谷市という地域をお酒で表現しようと工夫されている点です。

お話の最後に、大久保さんはこう言います。

「小千谷の豊かな自然への感謝と、土地の特性や文化とともに生まれ続いてきたさまざまな地元産業とのご縁や関わりに感謝し、高の井酒造のお酒を造り続けることで、地元のみなさんに恩返しをしていけたらー。」

いよいよお酒を造る作業蔵へ―

高の井酒造雪水蔵

大久保部長にお話を伺ったあとは、社員の山崎さんにご案内いただき酒蔵見学をさせていただきました。

大忙しの酒造り期を経て、たくさんの道具を片付ける第二の繁忙期も過ぎ、次の酒造りの季節を待つ蔵の中はとても静かでした。

最大3tのお米を蒸すことができる大きな蒸米機。

高の井酒造蒸米機

蒸したお米や麹を入れる仕込みに用いるタンクの上側。

高の井酒造仕込み蔵

下から見るタンクの全貌。

高の井酒造タンク

こんなに大きなタンクが並んでいるのは初めてで、迫力があります。蔵の中は動線や作業のしやすさの工夫の宝庫。とても整っていました。

出荷場に移動。涼やかなボトルの夏酒が入った出荷ケースや段ボールがたくさん!

高の井酒造夏酒
高の井酒造夏酒

出荷場の作業スペースではスタッフさんが慣れた手つきで瓶の包装をしているところ。しかもよく見ると新聞紙を包装した上からラベルを貼っています。

高の井酒造新聞紙包装

この「たかの井定番酒」は県外に住む人がこのお酒を飲んで新潟を懐かしいと思ってもらえるように新潟日報の新聞紙で包んだ県外出荷のための特別仕様!

高の井さんの細やかなはからいに、県外で頑張っている人がこのお酒を偶然見つけたことを想像すると、じんわりとあたたかな気持ちになりました。

高の井酒造新聞紙包装

直売所【ゆきみず庵】で試飲タイム

見学の後はお待ちかね「ゆきみず庵」で蔵おすすめのお酒を試飲させていただきました。

「ゆきみず庵」とは、2022年3月にオープンした直売所。蔵で働く皆さんの事務所と、ほぼ一体となっていることが特徴です。

ここではお買い物はもちろん、ワンコイン500 円で直売所限定商品など6つの銘柄がお試しいただけます♪

高の井酒造試飲

商品についてわからないことがあってもガラス越しにパソコンに向かう社員さん、後ろの事務所で作業されている社員さんたちが気さくに声をかけてくださるので安心です^^

高の井酒造ゆきみず庵

きれいな器や雑貨もたくさん。

お酒と一緒に気軽にプレゼントできる価格設定も魅力。

高の井酒造ゆきみず庵
高の井酒造ゆきみず庵

個人的には試飲をしながら、後ろの事務所で社員さんたちが働く様子をチラチラ見られるのも、酒蔵見学好きとしてはうれしいポイントです(笑)

ぜひ皆さんも足を運んでみてください!

高の井酒造 蔵元直売所「ゆきみず庵」

住所:小千谷市東栄3丁目7番67号
営業時間:10:00~16:00
定休日:日曜、祝日
電話番号:0258-86-6090
HP:https://hatsuume.co.jp/

高の井酒造のお酒は「田友」を除き、HPから購入できます。田友は取扱店のみでの販売になります。取扱店の一覧はこちらをご確認ください。

~次の記事では人気のお酒【田友】の特別栽培米を作る「アスカ冬井」さんへお伺いした様子をご紹介します~

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この記事を書いた人

unsu/i (うんすい) 日本酒をおすすめしたいひと

20代→日本酒というプロダクトに興味を持ち新潟酒の陣に行くも全く飲めずイカトンビとビールで乾杯(完敗)。30代→ある日突然日本酒が飲めるようになり、涙の酒の陣デビュー。日本酒による良いご縁に導かれ県外の酒蔵にて酒造りを経験。40代→新潟に戻り稲作農家をお手伝いしながら、日本酒の研究(という名の晩酌)に勤しむ

日本酒【unsui行脚】
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