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【春は山菜王国】里山は宝の山。大地の恵みを存分に。定番からマイナーまでその種類とお料理をご紹介。

2025 2/22
自給農を目指すポレポレ農園レポート
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2024年5月8日2025年2月22日
こめむすひ 編集部

2014年に神奈川県から小千谷市の岩沢集落に移住してまもなく丸10年が経ち、11年目に突入となります、せいのうれいと申します。

栄養学を学び、食品メーカーで微生物の培養をし、はたまたNGOのボランティアとしてケニアで子供の支援に関わったり、そのほかにも介護職や事務職や飲食業や、あれやこれやと職を転々としてここにたどり着きました。

現在の本業は(何が本業か分からないのですが、中でも自分が事業主として行っているものは)【ポレポレ工房】という菓子製造業ということになりますでしょうか。お米や地元の素材を生かしたお菓子、オーダーケーキ、時にお弁当やお惣菜なども作っています。

     

たまに料理教室とか。

そのほかにも、農業法人での事務のアルバイト、受託の事務仕事などもしており、いわゆるフリーランス的な働き方です。少し前にこれを、【イナカフリーランス】と名付けてくれた人がありましたが、いい肩書で気に入っています。

その傍ら、畑と田んぼで作物を作るということもしております。

冬の間は畑も雪に覆われ作物は取れません。その代わり春は山菜という素晴らしい食材に恵まれます。今回はそのご紹介をします。

目次

里山暮らしの醍醐味

寒く長く深い雪に覆われる冬。美しい雪景色を十分に楽しむとまた次の季節が楽しみとなります。

どんよりとした天気から解放されて太陽に恵まれる春、段々と雪が解け、柔らかく暖かい日差しが戻ってきて山にちらほらと緑が見え始めると、人々の気分もぽかぽかと温まってきて、寒さにこわばっていた体もほぐれ、外での活動の準備を始める時期となります。

今年は小雪だったのでいつもより早めにその時期はやってきました。

冬の間は保存してある大根や白菜などを食べていることが多く、新鮮な緑の野菜からは遠ざかってしまいます。ですから春になると生まれてくる天然の山菜たちはまさに救世主のようなもので、『待ったました~。会いたかったよ。』と心にも体にも嬉しい存在なのです。

山菜は、種類によって生えてくる時期、場所などが異なるのですが、割とまとまった範囲で数々の種類が取れる場所もあります。

天気の良い日は早起きして、山へいそいそと出かけていきます。

右下の赤丸が自宅、そこから車で15分ぐらい山を登ったところがお気に入りの場所です。

気持ちの良い景色。朝靄がだんだんと晴れていくのを眺めながら登っていきます。鶯の声が響き渡り、きれいな空気に包まれた山は、そこにいるだけでなんとも満たされた気持ちになります。

いろいろな山菜とその食べ方

一番に顔を出してくれるのは、皆さんご存じ【ふきのとう】。雪が解けてきたところからむくっとかわいい子たちが出てきます。やっぱり天ぷらが美味しいですね。

ほかにも定番なのは【ふき味噌】ですね。茹でてあくを抜き、刻んだら軽く炒めて味噌やみりんなどを加えます。ご飯に乗せるのはもちろん、お豆腐にトッピングしてもおいしいです。

変わりダネとして、オリーブオイルベースで【ジェノベーゼ風】にもしてみました。塩こうじ入りで風味もアップ。

これまた自作の【黒米入りベーグル】につけて食べたら、止まらない美味しさです!

お次は【こごみ】。つやつやとしたきれいな緑色です。癖がないので、どんなお料理でもイケます。

茹でたものにマヨネーズやしょうゆをつけて食べたり、和え物にすることが多いです。

ナムルにしてお弁当に入れると色どりもきれいです。

ちなみにその左側は、【油揚げのふき味噌巻き】です。

そして【木の芽】。ここに来るまでは木の芽といえば山椒のことでしたが、この辺りでは三つ葉アケビの芽を【木の芽】と呼び、なかなか人気の山菜の一つです。

この目を一本一本摘み取っていきます。

茹でてお浸しが定番です。火を通すと緑色になり、ほろ苦くてお茶の味に似ていると思います。生の卵の黄身と一緒に和えると贅沢な一品です。

こちらは【うるい】。スーパーなどでは栽培されたものも売られていますが、天然のものは葉っぱの部分が大きくて緑が濃いです。

味に癖はなく、おひたしや和え物、みそ汁の具などにして食べられます。食感がしっかりしており、噛むと『キュッ』とした歯ごたえがあります。

わりとマイナー【トリアシショウマ】。先の三つに割れた部分が鳥の足に似ていることからこう呼ばれるそうです。

杉林の中などに多くみられますが、なぜか採る人はそんなにいない印象です。茹でて和え物、みそ汁の具、炒め物などにして食べます。味は少し酸味があり淡白でさっぱりとしています。

みんな大好き【山うど】。天然物は香りや食感もとても良く、人気の山菜ですね。

生え際を少し掘るようにして根っこの部分から切って採ります。根元の白い部分は柔らかく生でも食べれます。

山うどは捨てる部分がないと言われています。下処理には手間がかかりますがそれぞれ上手に使えば何種類ものお料理が楽しめます。

葉は天ぷらに、茎は和え物やきんぴら、酢のものなどに。皮や赤い袴の部分は一度茹でてあくを抜き、きんぴらにするとおいしく頂けます。また、たくさん取れたときは塩漬けにして保存もできます。万能選手ですね。

これまた人気の【コシアブラ】。ウコギ科独特の香りとほろ苦さで好きな人は多いようです。

個人的にはやっぱり天ぷらが一番かなと思います。

ちなみに私は、天ぷらの衣には米粉一択です。米粉と水、少しの塩。これを高めの温度の油で揚げると、抜群のサクサク・カリカリ食感になります。しかも米粉は油の吸収率が少ないのであっさりして油っこくならず、いくらでも食べられてしまうのです。ぜひ一度試してみてください。

そのほか、炒めてご飯に混ぜたり、茹でて和え物にしても美味しいです。

水辺に多くみられる【せり】。田んぼにもよく生えていますよね。さわやかな風味と香りでお浸し、和え物、みそ汁などにして食べます。茎のシャキシャキ感も良いですね。

茹でたものにしょうゆ麹を乗せてみました。

定番の【ワラビ】。

あく抜きが必要なのでやや手間がかかりますが、少し粘りのある食感がまた良いです。

あく抜きの仕方は、熱湯に灰または重曹を加えたものに浸け、一晩おきます。しょうが醤油でお浸し、酢の物、みそ汁などにしますが、柔らかくなりやすいので火を通し過ぎないようにするのがコツです。

包丁でトントンたたくと、細かくなって粘りが増します。今回はネバネバ同士で納豆と合わせてみました。

混ぜ合わせてネバネバ。飲めます。

食べ物としてはマイナーな【葛の芽】。食べられるんです。山では勢いよく蔓が伸びて増え続け厄介者ともされていますが、若い芽を摘ませてもらいます。

ややえぐみがあるのですが、天ぷらにすれば何でも美味しい。

ちなみに、茹でて皮をむくと甘みがあって美味しいそうです。やったことありませんが。笑

ヨモギとスギナでお茶

番外編の【スギナ】【よもぎ】。我が家の庭でも生えてきて、手軽に採れるこちらの野草たち。よもぎは食用としてはおなじみですが、スギナも実はとても薬効が高いとされています。

天日で干して、軽く炒って野草茶にしています。

炒ってあるので香ばしくてまろやかで飲みやすいです。

【スギナ】

カルシウム、カリウム、リン、マグネシウムなどミネラルの宝庫。特にケイ素は活性酸素の除去つまり老化防止、美肌・美髪効果、血管の若返り、デトックス、むくみや高血圧の予防、アレルギーの予防などなど、驚くべき効果が期待できます。

【よもぎ】

お餅やお団子でおなじみのほか、お灸に【もぐさ】として使われるよもぎは、漢方としても止血薬としても用いられています。また体を温める作用、利尿、下痢止めなど胃腸を整える効果もあると言われています。抗炎症作用があるためアトピーの改善や美肌効果もあります。

大地の恵みを頂いて、心も身体も健康に

他にも【アサツキ】【タラの芽】【カンゾウ】【タケノコ】【ふき】などなど、今回紹介できていないものもまだたくさんあります。

こちらに来たばかりのころは、山の豊かさには本当に感動したものでした。もちろん今でもこの贅沢さを毎日感じ、喜びを噛みしめ、満たされて暮らしています。

大地の栄養をたくさん吸って出てくる山菜たちはものすごい生命力を持っているに違いなく、それを頂くと食欲ももちろん満たされるのですが、同時に私の中に大地のエネルギーをたくさん吸収させてもらって、良い【気】が巡る気がするのです。

そしてこれから体力をたくさん使う季節。健やかに軽やかに今シーズンも過ごしていけたら嬉しいなあと思います。

ふきの煮物。

山菜カレー。山うど、たけのこで作ったカレーに『たたきわらび』、庭のパクチーをトッピング。

こんな感じで毎日いろいろな山菜料理を楽しんでいます。

この記事を書いた人

せいのうれい 半農半X型イナカフリーランス

2014年地域おこし協力隊として移住。任期終了後にポレポレ工房を起業、地元の食材や自家栽培の素材などを使ったお菓子や料理の製造販売を行う傍ら、農業法人でのアルバイト受託仕事やをしながら生計を立てている。なりゆきで畑や田んぼをあてがわれてから野菜や米作りに魅了され、趣味と実益を兼ねて農作業にいそしむ。

自給農を目指すポレポレ農園レポート
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