無洗米は肌ぬか層が取り除かれたお米であり、1粒の大きさが普通のお米よりも小さくなっています。その分、1合あたりの量は通常よりも多く、水加減に留意する必要があります。
無洗米で炊き込みご飯を作る際も同様に注意すべきですが、「何をどのようにすれば、おいしく炊けるかわからない」という方も多いでしょう。
本記事では無洗米の炊き込みご飯が失敗しやすい理由や、おいしく炊くコツを紹介します。道具別の炊飯方法や失敗した際の対処法もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてください。
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無洗米の炊き込みご飯が失敗しやすい3つの理由
無洗米で炊き込みご飯を作った際、「芯が残った」「ベチャベチャした」といった失敗に陥りやすい理由は以下の3つです。
- 浸水が不十分になりやすい
- 水加減が難しい
- 水の対流が阻害されやすい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 浸水が不十分になりやすい
無洗米はしっかり研ぐ必要がない分、浸水の機会が少なく芯が残りやすい傾向にあります。また、調味料などの塩分も浸水を阻害し、吸水率が悪くなる点も炊き上がりが硬くなる原因です。
普通のお米で作る炊き込みご飯と同じ感覚でいると失敗しやすいため、無洗米ではいつも以上に浸水に気をつける必要があります。
2. 水加減が難しい
炊き込みご飯は調味料や具材の水分を考慮して炊飯する必要がある分、通常よりも水加減が難しくなります。具材の量だけではなく、種類によっても炊き上がりが左右されるケースも少なくありません。
たとえば、肉などの脂ものを具材として入れると、ベチャッとした炊き上がりになりやすい傾向にあります。一方、ひじきなどの乾物はそれ自体が吸水するため、無洗米の芯が残りやすくなります。
基本的にはレシピどおりの水加減を守り、好みに応じて少しだけ水を増減させる程度に留めるとよいでしょう。
3. 水の対流が阻害されやすい
炊飯時に起きる水の対流が阻害されやすい点も、無洗米の炊き込みご飯が失敗しやすい原因の1つです。そもそも、お米をふっくら炊き上げるためには、下から上へ、そしてまた下へという水の流れによって均等に熱を加えることが大切になります。
しかし、以下のような状態では水の対流が阻害され、炊きムラが起きやすくなります。
- 具材が多すぎる
- 具材がお米と混ざりあっている
炊き込みご飯をおいしく炊くには、上記の状況を避けたほうが無難でしょう。
無洗米の炊き込みご飯をおいしく炊くコツ
無洗米の炊き込みご飯をおいしく炊くコツは、以下の3つです。
- 真水での浸水時間を取る
- 調味料や具材から出る水分を考慮する
- 具材は無洗米の上に載せる
なお、無洗米を普通に炊く際に押さえておきたいコツについて知りたい方は、関連記事の「無洗米って美味しい?普通のお米と比べて何が違うの?」をあわせてチェックしてみてください。
1. 真水での浸水時間を取る
無洗米で炊き込みご飯を作る際は芯が残らないよう、真水での浸水時間をきちんと取りましょう。具体的な手順は、以下のとおりです。
- サッと水をくぐらせて細かいごみやぬかを落とす
- ザルに上げて水を切る
- 内がに入れて蓋をし、30分以上放置する
具材や調味料は、お米の浸水後に入れることがポイントです。
上記のほか、お米全体が浸るほどの真水を入れて浸水させたあと、調味料と不足分の水を足す方法もあります。自分に合った方法で浸水時間を確保し、無洗米へ十分吸水させましょう。
2. 調味料や具材から出る水分を考慮する
炊き込みご飯では、調味料や具材から出る水分も考慮しながら水加減する必要があります。ベチャベチャとした炊き上がりにならないためには、レシピどおりの水分量を守り、場合によっては若干少なめに入れるのがポイントです。
逆に乾物を入れる場合は、少し多めの水を入れるとちょうどよい炊き上がりになるでしょう。
3. 具材は無洗米の上に乗せる
具材は適量を無洗米の上に乗せ、混ぜ合わせないようにしましょう。お米と混ぜると水の対流を阻害し、炊きムラが起きてしまうためです。
また、具材を乗せたら時間をあまり置かず、そのまま炊いてしまいましょう。とくに生の肉などを乗せたあとは衛生面を考慮し、すぐに炊くことが大切です。
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【道具別】無洗米の炊き込みご飯を上手に炊く方法
ここでは、無洗米の炊き込みご飯を上手に炊く方法を道具別に紹介します。
- 無洗米用の目盛りがある炊飯器の場合
- 土鍋など目盛りがない場合
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 無洗米用の目盛りがある炊飯器の場合
無洗米用の目盛りがある炊飯器では、以下の手順で炊き込みご飯を作ります。
- 無洗米にサッと水を通す
- お米全体が浸る程度の水を入れる(例:3合炊飯なら2.5合ほど)
- 30分ほど浸水させながら、具材や調味料を準備する
- 調味料や不足分の水を、普段の目盛りまで入れる※
- 具材を乗せて炊飯する
※少なめの指示があるレシピは、そちらに従う
先ほど紹介したように浸水時間はきちんと確保し、芯が残らないようにしていきましょう。
2. 土鍋など目盛りがない場合
土鍋など目盛りがない道具では、以下の手順で炊き込みご飯を作ります。
- 無洗米にサッと水を通す
- お米全体が浸る程度の水を入れる(例:普段の半分~2/3ほど)
- 30分ほど浸水させながら、具材や調味料を準備する
- 計量カップに不足分の水量まで、調味料と水を入れる※
- 具材を乗せて炊飯する
※少なめの指示があるレシピは、そちらに従う
無洗米用の目盛りがある炊飯器と異なるのは、水分量の測り方です。たとえば、無洗米3合を650mlほどで炊飯している場合は、約2/3である520mlほどまで水を入れて浸水します。そのあと調味料を入れた計量カップに、不足分である130mlになるまで水を足しましょう。
無洗米の炊き込みご飯で失敗したときの対処法
最後に、無洗米の炊き込みご飯で失敗したときの対処法を2つ紹介します。
- 芯が残ったときの対処法
- ベチャベチャしたときの対処法
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 芯が残ったときの対処法
無洗米の炊き込みご飯で芯が残ったときは、以下の手順で再加熱します。
- 炊き込みご飯を耐熱容器に移す
- お酒大さじ1~2杯を加えてラップをかける
- 電子レンジで15分ほど加熱する
上記のほか、50mlほどの水を加えて炊き直すのもよいでしょう。お米に芯が残ったときの対処法について詳しく知りたい方は、関連記事の「お米に芯が残ったらどうする?食べられる?原因と5つの対処法」もあわせてチェックしてみてください。
2. ベチャベチャしたときの対処法
無洗米の炊き込みご飯がベチャベチャしたときは、以下の手順で再加熱します。
- 炊き込みご飯を耐熱皿などに薄く広げる
- ラップをせずに電子レンジで加熱する
- しゃもじで切って水分を飛ばす
どうしても柔らかさが取れない場合は、リゾットやドリアなどにリメイクするのも1つの方法です。無洗米がベチャベチャになってしまったときの対処法について詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
関連記事:無洗米がベチャベチャになる|家庭での美味しい炊き方を解説
無洗米の炊き込みご飯は水のコントロールが鍵
無洗米は水加減がやや難しいお米ですが、基本を押さえることでおいしい炊き込みご飯も炊けます。無洗米を使ったレシピのレパートリーを増やしたい方は、水の量や浸水に留意しながら炊き込みご飯を作っていきましょう。
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