「淡雪こまち」は、秋田県の一部の中山間地域で作らている秋田県オリジナルの「低アミロース米」です。「低アミロース米」とは、一般的なお米に比べて粘りが強いお米を指します。「淡雪こまち」は粘りが強い上に甘みもあるため、満腹感を得やすいお米と言えます。
主に生産地は、秋田県鹿角地域です。鹿角地域は夏でも気温が比較的低く「あきたこまち」の栽培が向かなかったため、地域の特産になる新たな品種の開発が求められていました。そこで秋田県農業研究場が、中山間地域の農家が自信を持って作れる特産品なる品種として「淡雪こまち」を開発しました。
本記事では「淡雪こまち」の購入方法を紹介することと合わせて、味や見た目の特徴について詳しく解説するので、ぜひ最後までお読みください!
秋田県の低アミロース米「淡雪こまち」のおすすめの購入方法・購入先
「淡雪こまち」は、主に以下の2つの方法で手に入れられます。
- インターネットモールで購入する
- ふるさと納税の返礼品で受け取る
価格は、他のお米に比べてやや高価です。
項目 | 値段 |
---|---|
ネット販売価格 | 3,500円/5kg~ |
ふるさと納税額 | 12,000円/5kg~ |
1. インターネットモールで購入する
「淡雪こまち」は、各種インターネットモールで購入できます。こちらでは、おすすめの2つの店舗を紹介します。
- みのライス(楽天市場)
- おいしいお米(楽天市場)
「みのライス」さんは、2・5・10・20kgの4種をそれぞれ白米と玄米で用意しています。またお米は、農薬・化学肥料を慣行農法の5割削減した特別栽培米です。
少量の商品から「淡雪こまち」を試してみたい方には、2合や5合など1~2食分のお米を販売している「おいしいお米」さんがおすすめです。「おいしいお米」さんには「複数の銘柄をセットにしたギフト商品」も用意されているため、贈り物として購入を考えている方にも適しています。
2. ふるさと納税の返礼品で受け取る
ふるさと納税では、4つの自治体が返礼品として用意しています。中でもおすすめの2市町を紹介します。
- 鹿角市(楽天ふるさと納税、ヤフーのふるさと納税)
- 美郷町(楽天ふるさと納税)
鹿角市は、淡雪こまちの売り出しに特に力を入れている自治体です。返礼品には「あきたこまちとの食べ比べセット」や「比内地鶏きりたんぽセット」などの、セット商品が充実しています。
美郷町では、玄米・白米の5・10kgの返礼品が用意されています。淡雪こまちをしっかり食べたいという方は美郷町の返礼品がおすすめです。
鹿角市、美郷町、大潟村、横手市
こちらでご紹介した返礼品以外にも、ふるさと納税ポータルサイトでは様々な商品が掲載されています。ご自身に合う返礼品を以下から探してみてください!
本サイトの「日本全国お米図鑑」ではおすすめの低アミロース米について詳しく紹介しています。以下のバナーからチェックしてみてください!
秋田県の低アミロース米「淡雪こまち」をもっと詳しく知りたい!味の特徴や産地を紹介
「淡雪こまち」は2008年に品種登録されたお米です。こちらでは「淡雪こまち」の特徴を以下の3点から解説します。
- 味・見た目の特徴
- 開発の経緯
- 名前の由来
品種の概要は以下の表をご確認ください!
項目 | 内容 |
---|---|
栽培期間 | 早生 |
来歴 | (母)奥羽343号×(父)秋田51号(でわひかり) |
育種 | 秋田県農業試験場 |
品種登録日 | 2008年3月 |
1. 味・見た目の特徴
「淡雪こまち」は、アミロース値6%前後と一般的なお米よりも低いため、強い粘りがあることが特徴です。アミロース値は、一般的なお米ので17%程度、もち米が0%です。ちょうど一般的なお米ともち米の中間程度の粘りがあるお米と理解しておくと良いでしょう。
粘りに加えて、甘味が強いお米でもあるため、少量でも満腹感を得られます。また硬く、パサつきがちな玄米食でも、やわらかい炊き上がりになります。玄米に適したお米を探している方は、ぜひ一度試してみてください。
見た目は、半透明から白色をしています。この色は低アミロース米特有のもので、品質が悪いわけではありません。
項目 | 内容 |
---|---|
食味 | 甘い・もちもち |
他特徴 | 半透明から白色 |
2. 開発の経緯
「淡雪こまち」は、秋田県の鹿角地域などの中山間地域で「あきたこまち」に代わるお米として開発された「低アミロース米」です。
秋田県では「あきたこまち」が作付け面積の約7割を占める代表品種です。しかし、夏の稲の登熟期に気温が低い中山間地域では、あきたこまちのアミロース値が低くなり、粘りの少ないお米になることが課題でした。
そこで秋田県農業試験場では、中山間地域向けに全国的にも人気が広がってきた「低アミロース」品種の開発に乗り出しました。交配品種に選ばれたのは、低アミロース米の「奥羽343号」と「秋田51号(ではひかり)」です。
開発された品種はアミロース値6%前後とあきたこまちの17%の半分以下の数値を示し、低アミロース品種としては秋田県で初めて認定品種に採用されることとなりました。
「淡雪こまち」の2023年度産米は600トンを超えるお米が生産されるなど、鹿角市を中心に秋田県の中山間地域で栽培が広がっています。
3. 名前の由来
「淡雪こまち」という名前の由来は、特有の半透明から白い色の米粒からきています。「白い米が混ざっている様子がまるで春先み降る淡雪のようであること」が名前の由来です。
また「こまち」は秋田県で長く愛されている「あきたこまち」からもらっています。
秋田県の低アミロース米「淡雪こまち」をぜひお試しください
「淡雪こまち」は、秋田県オリジナルの低アミロース米です。年間600トン程度と比較的生産量が少ないため、市場に多く出回るお米ではありません。「甘くてもっちりとしたお米が好き」「玄米食に向いたお米を探している」という方は、ぜひ一度試してみてください!
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