「はれわたり」は2022年にデビューした、青森県の最も新しいブランド米です。同じ青森県のブランド米「青天の霹靂」と比べて、もっちりとしてやわらかい食感が特徴です。やわらかさの中にも粒感が感じられることが、これまでのもっちり・やわらか系のお米とは、一線を画します。
また近年のブランド米は「あっさり・しっかり系」が多いことから、それでは物足りない!という方に「はれわたり」をぜひおすすめしたいです!
「はれわたり」の開発は、津軽地方でしか栽培できない「青天の霹靂」に対して、南部地方でも作れるブランド米が欲しいとの声があったことが始まりです。「はれわたり」はそんな農家さんの声に応えるべく、13年の歳月を経て開発され、食味はもちろん栽培のしやすさにも定評があります。
この記事では「はれわたり」の購入方法や購入先について紹介していきます。また「はれわたり」についてもっと詳しく知りたいという方向けに、開発の経緯等についても詳細に紹介しています。ぜひ最後までお読みください。
青森県の最新品種「はれわたり」のおすすめの購入方法・購入先
「はれわたり」は、主に以下の3つの方法で手に入れられます。
- インターネットモールで購入する
- 農家さんからネットで直接購入する
- ふるさと納税の返礼品で受け取る
それぞれおすすめの購入先を紹介します。
1. インターネットモールで購入する
「はれわたり」はamazonや楽天市場など多くのインターネットモールで購入可能です。量のラインナップや品質面から、以下の2つのショップがおすすめです。
- E-zakkokumai(楽天市場)
- 佐藤農園(楽天市場)
E-zakkkokumaiは、2024年4月度の楽天市場「月間優良ショップ」を受賞したお店です。「はれわたり」は産地直送で発送してもらえ、量のラインナップも5・10・20・30kgと豊富です。
佐藤農園は青森市の農業生産法人です。自社で生産したお米を、精米したてで発送してもらえます。玄米での発送も可能で、5・20kgの2つの量での購入が可能です。
このほかにもインターネットモールには多数の出品があります。以下からお好みのお米を探してみてください。
2. 農家さんからネットで直接購入する
産直サイト「食べチョク」を利用すると、農家さんから直接「はれわたり」を購入できます。数多くの出品はありませんが、こちらでは以下の2つの生産法人を紹介します。
- ミウラファーム津軽
- 齋藤ファーム
弘前市のミウラファーム津軽さんは、化学肥料や農薬不使用でお米や野菜を生産しています。「はれわたり」は真空パックジッパー付きのパッケージで2kgから販売しています。
黒石市の齋藤ファームさんも、化学肥料・農薬不使用での栽培に特徴がある農家さんです。「はれわたり」は稲架掛けの自然乾燥のお米で、玄米5kgで販売しています。
食べチョクでは他の商品も少数ながら出品されています。自身の好みに合うお米を探してみてください。
3. ふるさと納税の返礼品で受け取る
「はれわたり」はふるさと納税の返礼品として受け取ることが可能です。青森県内複数の自治体で返礼品となっておりますが、こちらでは以下の2市の返礼品を紹介します。
- つがる市
- 五所川原市
つがる市では農薬・化学肥料の使用を削減した特別栽培米の「はれわたり」を返礼品としています。2kg単位の真空パックのパッケージであるため、保存のしやすさがメリットです。
五所川原市では、機械乾燥ではなく天日干しの自然乾燥米が返礼として用意されています。一気に熱を加えて乾燥することと比べると、お米が傷まず品質が良いお米となります。
ほかにふるさと納税の返礼品に「はれわたり」を用意している自治体は以下の通りです。
南部町、五所川原市、つがる市、弘前市、青森市、三沢市
以下のふるさと納税サイトで「はれわたり」を探せます。ぜひ色々見て、自身に合った返礼品を探してみてください!
青森県の最新品種「はれわたり」をもっと詳しく知りたい!味の特徴や開発の経緯を紹介
ここからは「はれわたり」をもっと詳しく知りたい方に向けて、その特徴について詳しく解説していきます。
- 味・見た目の特徴
- 開発の経緯
- 名前の由来
品種の概要は以下の表をご確認ください!
項目 | 内容 |
---|---|
栽培期間 | |
来歴 | (父)青系169号×(母)青系170号 |
育種 | 地方独立行政法人青森県産業技術センター |
出願公表日 | 2022年2月 |
1. 味・見た目の特徴
「はれわたり」の食味は「もっちり・やわらか」系です。柔らかいといっても、決してベチャベチャせずに粒感が感じられることが大きな特徴です。
キャッチコピーでは「はじけるような粒となめらかな食感」という言葉使われていますね。
「青天の霹靂」が「あっさり・しっかり」系であることから、その青森県のブランド米の幅が広がったお米と言えます。
項目 | 内容 |
---|---|
食味 | もっりり・やわらか |
他特徴 | 粒感しっかり |
2. 開発の経緯
「はれわたり」は2009年に育成をスタートし、13年の期間を経て開発された品種です。
青森県には2015年にデビューして食味ランキングで「特A」を獲得するなど、おいしさに評判の「青天の霹靂」がありました。しかし「青天の霹靂」は、栽培エリアが「津軽地方」に限定されるため、県南地域から良食味のブランド米の開発が求められていました。
津軽地方は青森県内でも気温が高く安定しているため、お米の栽培には向いている地域です。一方で南部地方は、気候条件はあまり良くないと言えます。そのため新品種開発では、おいしさはもちろん、病気になりにくく生産しやすいお米であることが大きな条件となりました。
品種開発を進める中で「はれわたり」の親には「青系169号」と「青系170号」という青森オリジナルの品種が選ばれました。これまで青森で開発したお米の品種はすべて、県外産の品種混ざっており、純青森産の品種は「はれわたり」が初めてです。
それぞれの品種の特徴は、以下のとおりです。父親は良食味、母親は栽培のしやすい品種がルーツとなっています。
- (父)青系169号:良食味のひとめぼれやコシヒカリがルーツ
- (母)青系170号:多収穫で栽培しやすい特性のあるコシヒカリがルーツ
2009年から始まった開発は、ついに2022年に出願登録を申請するに至ります。「はれわたり」の品種の良さはすぐに評価され、食味ランキングでは参考品種として出品された2022年に「特A」と評価され、2023年には2年連続の獲得となりました。
3. 名前の由来
「はれわたり」の名前の由来は「このお米で気持ちが晴れやかになるように」という思いが込められています。
あおもり米の未来が拓け、お米を食べるみなさん、生産者のみなさん、関係するみなさんの気持ちがこのお米によって明るく晴れやかになるように。
名前とデザインの話 – 青森県産米 はれわたり
お米袋は、以下のデザインで統一されています。
こちらのデザインは「どこまでも爽やかに晴れわたる青森の空」がイメージされています。
デザインでは「はれわたり」がもたらす心の広がりと、ふっくらきれいな味わい、みんなの毎日をやさしく包み込みたいという思いを「どこまでも爽やかに晴れわたる青森の空」で表しています。
名前とデザインの話 – 青森県産米 はれわたり
青森県の最新品種「はれわたり」をぜひお試しください
「はれわたり」は「青天の霹靂」に次ぐ、最も新しいブランド米です。もっちりしてやわらかい食感は、あっさり系のお米では物足りないという方におすすめです。
ネットショップで購入
ふるさと納税の返礼品