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畑はアート。自然農を思いっきり楽しむ畑は【私の作品】。愛おしく癒される場所となりました。

2025 2/22
コラム 自給農を目指すポレポレ農園レポート
2024年9月8日2025年2月22日
こめむすひ 編集部

2014年に神奈川県から小千谷市の岩沢集落に移住して早10年が経ち、11年目に突入しました、せいのうれいと申します。

栄養学を学び、食品メーカーで微生物の培養をし、はたまたNGOのボランティアとしてケニアで子供の支援に関わったり、そのほかにも介護職や事務職や飲食業や、あれやこれやと職を転々としてここにたどり着きました。

現在の本業は(何が本業か分からないのですが、中でも自分が事業主として行っているものは)【ポレポレ工房】という菓子製造業ということになりますでしょうか。お米や地元の素材を生かしたお菓子、オーダーケーキ、時にお弁当やお惣菜なども作っています。

たまに料理教室なども。

そのほかにも、農業法人での事務のアルバイト、受託の事務仕事などもしており、いわゆるフリーランス的な働き方です。少し前にこれを、【イナカフリーランス】と名付けてくれた人がありましたが、いい肩書で気に入っています。

その傍ら、なりゆきで畑と田んぼをあてがわれたらすっかりその魅力に取りつかれ、【ポレポレ農園】という楽園を手に入れた次第です。

目次

どんな畑にしたい?

自由な、自分だけの畑を持てる。最初に私はそこをどんな場所にしたかったでしょうか。

まず始めに思ったのは『ピクニックがしたくなるような場所』でした。青い空の下、地面に腰を下ろし周りの景色を眺め、風や光、植物や動物の存在を感じながらいい空気を吸ってのんびりと癒される。お弁当を広げて食べたくなるような、そんな空間を思い描きました。

居心地が良くて楽しくて、みんなが集まってわいわいおしゃべりしながら気持ちよく過ごせるような、公園みたいな庭みたいな場所になったら素敵だなあ、と思っていました。

となると、地面は茶色より緑色がいいなあ。土の地面に黒いビニール(いわゆるマルチング)が張ってある光景ってあんまり好きになれなかったのです。そう、見た目の好み。これって意外に大事だと思っています。

そして自然農とは、『自然の生態系を利用して作物を育てる農法』です。いろんな虫や、雑草と呼ばれる多種多様な植物が存在することで土中に様々な微生物が生息し、それらが活動することで有機物が分解されて栄養となり野菜などの作物を成長させてくれる、そんな自然の循環を最大限に生かすやり方です。

みんながいて、それぞれが互いに影響しあって助けられて育つ。共存、共生、多様性。まさに平和の象徴みたいなイメージですね。


いろんな人に集まってほしい、農作業の体験もしてみてほしい、ということで、一昨年前から農作業ワークショップも始めました。

その様子も記事にまとめておりますので読んでみてください。

大豆の自然栽培ワークショップ、はじめました。 | こめむすひ(こめむすび) (kome-musubi.jp)

そのワークショップの中での一コマ。暑い日の農作業も、この畑で採れたスイカをみんなでこんなふうに食べたりしながら、わいわいと楽しい時間を過ごしたりしていました。もちろんスイカもこの畑で収穫したものです。

今年の畑の様子

恒例の大豆。今年は、エンレイ、神の子(かんのこ)、赤大豆を作っています。

ゴマです。黒ゴマと金ゴマが2列ずつの合計4列。

赤オクラとなす。今年は、『うねうねの畝』を作ってみました。

もう少し引いて見てみるとこんな感じです。

分かりにくいですが、うねうねの畝です。かわいくないですか?

ちなみに手前に生えているのは『綿』です。縁あって、種を頂いたので育ててみました。3枚のがくに包まれたつぼみもかわいい形ですね。

花が終わって実がついて、その実がはじけるとふわふわの綿が中から出てくるのが楽しみです。

そして、渦巻き状の畝。これもやってみたかったのです。

植わってるのは『シコクビエ』という雑穀です。

ミステリーサークルっぽくて、もしかしたら宇宙と交信なんてできるかも、などと妄想しています。

ほかにも雑穀を何種類かまいてみました。

粟(あわ)です。細かすぎて脱穀とか選別とか大変そうですが、そういうことは後で考えることにします。

全部緑色でもしゃもしゃしてて分かりにくいですが、枝豆用の大豆と、夏野菜(トマト、ズッキーニなど)を混色しています。

マメ科の植物には、空気中から取り込んだ窒素を根っこから土に供給してくれるので、ほかの野菜の栄養になると言われています。それでも、化学肥料を使っているであろう他の畑を見てみると、収量は全然少ないです。

その代わり、味も栄養もぎゅっと詰まったパワフル野菜たちは、一つ一つの持つ生命エネルギーが大きいように感じます。

ごぼうの花を初めて見ました。まん丸で可憐で、なんて可愛いのでしょう。

ここから種を取って、来年まいてみようと思います。

他にも、かぼちゃ、トウモロコシ、エンドウ豆やインゲン豆、イモ類なども元気に育ってくれました。白菜、大根など秋冬野菜の播種も済ませ、もうすぐ小麦をまく時期となります。

農作業を通して得られるもの、感じること

毎年、雪がだんだん解けて来る春の始まりの頃。今年はどんな畑にしようかイマジネーションを膨らませ、どこに何を植えようかとワクワク想いを巡らせます。

畝を整え、種をまいて芽が出て、何か月か経ってそれが形になったとき、それはまさに自分の『作品』が出来上がった気分です。

決して大きくはなくても元気に育ってくれて、風に揺られる野菜たちを眺めて、『ああ~いい畑になったなあ』と満足して癒されています。

先日も、何人かの仲間が草取りに来てくれました。おしゃべりしながらやると、楽しいうちに時間も過ぎて作業もはかどるというものです。

そしてやっぱりスイカ。

このポレポレ農園という取り組み始めて、たくさんの仲間も増えました。想いや願い、そんなものを共有しあえる仲間たち。食物や健康のことだけでなく、環境のこと、未来のこと、そして真の豊かさ。

肥料や農薬を使わず、豊かな大地と土と水に育てられた作物は大地の恵み。それが何よりの贅沢だと実感する日々です。

戦後、急激に経済成長を遂げ、人口も増え続けてきた世の中は、作物も効率よく育ててどんどん供給しなければ間に合わなかったのでしょう。生産性を高めるためさまざまな化学肥料が用いられ、技術の進歩や品種改良なども行われてきました。

その結果、多くの農家は形の揃った作物をなるべくたくさん作ることが求められてきました。そしてデフレに陥った日本では特にお米や野菜などは安く売られることが当たり前になっています。その一方で、多くの食料廃棄を出しているという皮肉な事実。

近年の気候変動や、人口減少少子高齢化、世界情勢、経済の急激な変化など、状況は常に変化しています。

本当に大切なことは何なのか。私たちは今一度立ち止まって、いろいろな価値観を見直すことが必要になってきているのではないか、山の畑で自然や作物と向き合いながら、そんなことを感じる日々です。

この記事を書いた人

せいのうれい 半農半X型イナカフリーランス

2014年地域おこし協力隊として移住。任期終了後にポレポレ工房を起業、地元の食材や自家栽培の素材などを使ったお菓子や料理の製造販売を行う傍ら、農業法人でのアルバイト受託仕事やをしながら生計を立てている。なりゆきで畑や田んぼをあてがわれてから野菜や米作りに魅了され、趣味と実益を兼ねて農作業にいそしむ。

コラム 自給農を目指すポレポレ農園レポート
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