「サキホコレ」は、秋田県が「コシヒカリ」や「あきたこまち」を超える極良食味米をコンセプトに開発されたお米です。食味ランキングでは、初めて審査対象となった2023年度米で最高の「特A」を獲得するなど、期待通りの美味しさで評判です。
味はコシヒカリ並みかそれ以上に甘く、食感はふっくらしています。表面はやわかく、中はしっかりとして粒感があり食べ応えがあります。この食感はまだ食べたことのない方には、ぜひ試していただきたいです!
この記事では「サキホコレ」の購入方法や味・見た目の特徴、開発の経緯について詳しく解説します。
編集部で実際に取り寄せて食べてみた実食レポートもあるので、ぜひ最後までお読みください。
秋田県のトップブランド米「サキホコレ」のおすすめの購入方法・購入先
「サキホコレ」は、主に以下の2つの方法で手に入れられます。
- インターネットモールで購入する
- ふるさと納税の返礼品で受け取る
価格は、標準的かやや高価です。
項目 | 内容 |
---|---|
ネット販売価格 | 2,700円/5kg~ |
ふるさと納税額 | 13,000円/5kg~ |
1. インターネットモールで購入する
「サキホコレ」は、各種インターネットモールで購入できます。インターネットモールでは、お米の専門店の他、生産法人からの出品もあります。こちらではおすすめの購入先として、以下の2社を紹介いたします。
- 吟米本舗
- 水菜土農園
「吟米本舗」さんは、比較的高級なお米を扱っているお米屋さんです。「サキホコレ」は5kg・10kg・20kg・30kgと様々な量の商品がラインナップされています。
秋田県井川町の生産法人「水菜土農園」さんは、「サキホコレ」のほか「あきたこまち」や「ミルキークイーン」など様々な品種のお米を販売しています。「ギフトボックス」や秋田県の名物「いぶりがっこ」「稲庭うどん」などのセット商品の購入も可能です。
次章では、水菜土農園さんの「サキホコレ」の実食レポートも掲載しているので、そちらもぜひご覧ください。
そのほか「サキホコレ」は、数多くの種類が販売されているので、自身に合う商品を探してみてください!
3. ふるさと納税の返礼品で受け取る
「サキホコレ」は、約10程度の自治体でふるさと納税の返礼品になっています。こちらでは、おすすめの自治体として以下の2市を紹介します。
- 仙北市(せんぽくし)
- 横手市
仙北市では2~12か月間の複数の定期便が用意されているので、毎月お米を届けてほしいという方はぜひチェックしてみてください。
横手市では、秋田県の3銘柄とサキホコレの食べ比べセットを返礼品にしています。秋田のお米を色々試してみたいという方におすすめです。
潟上市(かたがみし)、横手市、由利本荘市、大潟村、美郷町、大仙市、にかほ市、秋田市、仙北市
「サキホコレ」の実食!ネットで取り寄せてみた!
「サキホコレ」の味を確かめるため、前章でも紹介した楽天市場の「水菜土農園(みなとのうえん)」さんでお米を取り寄せてみました!
また「秋田のお米には、秋田のごはんのお供を!」ということで、同じく水菜土農園さんから「いぶりがっこ 食べ比 べスライス 3種セット」も合わせて購入させていただきました。
水菜土農園さんはなんと「365日休まず精米発送」ということで、6月4日21時に注文した商品が翌日5日の16時には発送されていました!なんと!お急ぎの方には嬉しいスピード対応です。
届いたお米はこちら(↓)!米袋にスタッフの皆さんの似顔絵が書いてあってかわいい。そしておまけに「黒米」もついていました。いぶりがっこは、袋を開けずとも漂ういぶされたにおいがすごい。
そして5kgのお米を2週間ほどかけて食べさせていただきました。
まず驚いたのが米粒が白くてきれいななことです!「お米ってこんなに白かったっけ?」と思うほど、見た目がきれいでした。味はコシヒカリに似た甘味がありますが、くどくなくすごく食べやすい。私が普段食べている魚沼産コシヒカリに比べるとちょっとさっぱり系かなと思いますが、くどさがないので毎日食べるには最適なお米だと思います!
そして食感は、米粒がしっかりしている印象で(購入した時期もあるかもしれません)、ちょっと水多めで炊くのがおすすめです。初めて食べる品種は水加減を何度か調整して試してみると、いい感じになるので、5kgなど何度も食べれる量を注文すると良いですね。
食べ続けると「しっかり米食ってるぞ」という食べごたえがやみつきになってきます。味とにおいの強いいぶりがっこと合わせてもグッド。納豆や卵かけごはんでもおいしくいただきました!
「サキホコレ」を食べる際には、ぜひ秋田が誇る郷土料理「いぶりがっこ」を合わせてみてください!
秋田県のトップブランド米「サキホコレ」をもっと詳しく知りたい!味の特徴や産地を紹介
「サキホコレ」は2022年にデビューした全国的にも新しい品種です。こちらでは「サキホコレ」の特徴を以下の3点から解説します。
- 味・見た目の特徴
- 開発の経緯
- 名前の由来
品種の概要は以下の表をご確認ください!
項目 | 内容 |
---|---|
栽培期間 | 晩生 |
来歴 | (母)中部132号×(父)秋田97号(つぶぞろい) |
育種 | 秋田県農業試験場 |
品種公表年月 | 2021年1月 |
1. 味・見た目の特徴
「サキホコレ」は、甘みが強くふっくらとした食感を楽しめるお米です。以下の五つ星お米マイスターの西島氏の食味チャートでは、コシヒカリを超えるもっちりさと紹介されています。
「サキホコレ」の代名詞とも言える「ふっくらとした食感」とは、単に「柔らかい」とい意味ではありません。以下の写真はサキホコレのブランドサイトに掲載されていたものです。「ふっくら」とは、表層はやわらかいが、中は適度な硬さがあることを意味しています。
項目 | 内容 |
---|---|
食味 | 甘い・もちもち(ふっくら) |
他特徴 | 白くツヤやか |
2. 開発の経緯
「サキホコレ」の開発は2010年に始まりました。きっかけは全国的なお米のブランド競争が激化していたことから、秋田県でもこれからの時代に合った新品種の開発が求めれていたことです。
開発のコンセプトとして掲げられたのは「コシヒカリを超える極良食味品種」です。このコンセプトは、たとえ栽培特性に弱点があったとしても食味が優れていることを最優先することを意味しました。
また、これまで県民に愛されてきた「あきたこまち」を明らかに越える美味しさがなければ、受け入れてもらえないという思いもあったと言います。
新品種の交配には、父親に大粒で良食味の秋田県オリジナル品種「つぶぞろい」を、母親に愛知県の良食味でいもち病に強い「中部132号」を採用されました。東北の品種開発において、東北以外の品種を採用することは極めて珍しいことでした。東北以外のお米では、冷害に弱いなど栽培特性が合わないと考えられていたためです。ここであえて愛知県の品種を選んだのは、大幅な食味の向上を目指すためにあえて今までの常識と違ったことをやろうという挑戦の表れだっと言います。
「サキホコレ」はこのようなコンセプトの元、最初の交配から9年の時間をかけて開発されました。最終的に選抜された株は食味が良いことはもちろん、外観の美しさも際立っていました。さらに結果的には、高温耐性があり、冷害にも強いという秋田県で栽培するにあたってぴったりの栽培特性も兼ね備えていました。
3. 名前の由来
「サキホコレ」は、以下のブランドコンセプトを掲げてデビューしました。
<キャッチコピー>
うまさ満開
<ブランドコンセプト>
米どころ秋田の傑作「サキホコレ」。
引用:サキホコレ
約12万株の中から最後に選ばれたひと株。
ふっくらとした粒立ちと噛むほどに広がる甘い風味が特徴の、
日本人の遺伝子に直接響くような、王道を極めたうまさです。
秋田の地力に満ちたこの米とともに、
日本の食卓に、幸せが咲き誇りますように。
「サキホコレ」のネーミングは、公募で行われ国内外から25万893件の応募がありました。選考委員会の選定を経て、知事による最終選考で「サキホコレ」が選ばれました。
この「サキホコレ」という名称には、以下のように秋田を超えて、日本を代表するお米になる決意が感じられます。
引用:サキホコレ
- 「秋田の地力」から生まれた「小さなひと株」が、誇らしげに咲き広がって、日本の食卓を幸せにしてほしい。
- 「サキホコレ」は、このお米自身へのメッセージであると同時に、生産者や消費者に明るいチカラを与えてくれる「エール」でもある。
またパッケージデザインは、デザイナーの原研哉(はらけんや)氏によって手掛けられ、名称を書で配置する風格のあるものとなりました。
秋田県のトップブランド米「サキホコレ」をぜひお試しください
サキホコレは、秋田県が「コシヒカリ」「あきたこまち」を超える極良食味のお米として開発されました。編集部でも実食をしましたが、甘みはあるがくどくなく、食感はしっかりして粒感が楽しめるお米でした!まだ試したことがないという方は、ぜひ一度食べてみてみてください!
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ふるさと納税の返礼品