愛媛県の「ひめの凛」は、愛媛県で初めて生まれたブランド米です。16年の歳月をかけて、約31,000個体の中から選抜して育成されました。もっちりと甘いお米ながら、お米の粒がしっかりしていることが特徴です。粒は大きめであることもあり、食べ応えのあるお米です。
「ひめの凛」愛媛県が定める基準を遵守する「認定栽培者」のみが栽培できるお米です。さらにタンパク値や米粒の大木さ毎によって3つのランクに区分されて出荷されます。もっとも厳しい基準をクリアしたお米は「プレミアムクオリティ」としてラベルがパッケージに印刷されています。
この記事では「ひめの凛」のおすすめの購入先や特徴について詳しく解説しています。
愛媛のブランド米「ひめの凛」のおすすめの購入先
「新之助」は、主に以下の3つの方法で手に入れられます。
- 産地のお米屋さんからネットで購入する
- 農家さんからネットで直接購入する
- ふるさと納税の返礼品で受け取る
「ひめの凛」は比較的、高級なお米と言えます。ネットショップでは、5kgで3,000~3,500円程度で販売されています。
項目 | 値段 |
---|---|
値段 | 3,000~3,500円/5kg(楽天市場、Yahoo!ショッピング調べ) |
ふるさと納税 | 13,000円~/5kg |
1. 産地のショップからネットで購入する
楽天市場などのインターネットモールでは、複数の産地のショップが「ひめの凛」を出品しています。産地のショップは地元に精通しているため、品質の良い商品を年間を通して購入可能です。
愛媛県の産品を扱っている「えひめ逸品」さんでは「プレミアムクオリティ」と「ハイクオリティ」の2つのクラスのお米を扱っています。「プレミアムクオリティ」は、タンパク含有率6.3%以下という厳しい基準で選りすぐられたお米です。量も2kg・4kgと用意されているので、自身のライフスタイルに合ったお米の購入が可能です。
※プレミアムクオリティなどの基準については、この記事の「栽培・品質基準」で詳しく解説しています。
「宇和海の幸問屋」はお米だけでなく、愛媛んの特産のミカンや海産物を扱っているショップです。お米は3.5合や7合など少量の商品も扱っているため、まずは一度「ひめの凛」を試してみたいという方に適しています。白米だけでなく玄米も扱っていることが特徴です。
他にも各種インターネットモールで、様々な商品が種品されているので、チェックしてみてください。
2. 農家さんからネットで直接購入する
産直サイト「食べチョク」を使うと、農家さんから直接お米を購入できます。「ひめの凛」の取り扱いは少ないですが、愛媛県松前町の「ほのぼの農園」さんが出品しています。
「ほのぼの農園」さんの「ひめの凛」は、令和3~5年の間最も基準が厳しい「プレミアムクオリティ」に認定されています。購入できる時期は、新米時期など限られますが、品質の高いお米をぜひ手に入れてください!
3. ふるさと納税の返礼品で受け取る
「ひめの凛」は、ふるさと納税の返礼品として受け取ることも可能です。
松前町では地元の「有限会社あぐり」さんが栽培したお米を出品しています。栽培期間中、農薬・化学肥料不使用で栽培された安心安全のお米です。白米・玄米どちらも選べて、量は5・10・30kgの3パータンです。
鬼北町(きほくちょう)では、最も基準の厳しい「プレミアムクオリティ」の「ひめの凛」を返礼品で受け取れます。「にこまる」や多品種とブレンドしたオリジナルの「鬼米」とのセットなど、食べ比べを楽しめる返礼品になっています。
「ひめの凛」は、松前町や鬼北町以外にも複数の自治体で返礼品として用意されています。
松前町、愛南町(あいなんちょう)、鬼北町(きほくちょう)、東温市(とうおんし)、愛媛県
愛媛のブランド米「ひめの凛」の実食レポート
「ひめの凛」の味を確かめるために「えひめ逸品」さんで、1944円/2kgのプレミアムクオリティを購入しました。最上級の「プレミアムクオリティ」であったためかわかりませんが、下の写真のようなしっかりとした箱に入って届きました。
米袋にはしっかり「プレミアムクオリティ」の証が印刷されています。これだけでもちょっと豪華な印象になりますね。
「ひめの凛」を実際に炊飯してみました!ここで要注意なのですが「ひめの凛」は、ちょっと多めの水で炊いた方がもっちりとしておいしくなります。実際、ひめの凛のWebサイトでも1合あたり小さじ1杯分程度の水を足すと良いと書かれていました。
それを知らずに家族が通常の水の量で炊いた時は、やや硬めな印象でした。。
私は炊飯器の目盛りから1~2mm程度水を増やして炊きました。そうすると、本当にもっちりとしておいしいお米が炊き上がりました。
もっちりしているのですが、お米がしっかりしている感じがします。水が少ないとこれがただ単に硬いと感じてしまうのでしょう。
大粒でお米がしっかりしているので、本当に食べ応えのあるお米!という感じですね。
正直、四国のお米なめていました。本当に美味しかったです。ぜひお試しあれ~!
愛媛のブランド米「ひめの凛」をもっと詳しく知りたい!味の特徴や開発の経緯を紹介
ひめの凛についてもっと知りたいという方に、特徴を以下の3つから解説します
- 味・見た目
- 産地
- ロゴ・名前の由来
一つひとつ見ていきましょう!
項目 | 内容 |
---|---|
栽培期間 | 中生 |
来歴 | 媛育56号×西海245号 |
育種 | 愛媛県農林水産研究所 |
品種登録日 | 2019年 |
1. 味・見た目
「ひめの凛」の見た目は、一般的なお米に比べて大粒です。口に入れると噛み応えがある硬さがあり、もっちりとした食感が特徴です。甘味は適度にあり、どんなおかずと合わせやすいお米と言われています。
炊飯時には、少し多めの水加減(普段より1合当たり小さじ1杯分)で炊くことが推奨されています。
JA全農えひめが、以下のとおり他の品種との違いをレーダーチャートで示しているので、参考にしてみてください。
2. 栽培・品質基準
「ひめの凛」は愛媛県が定める基準に則って栽培されています。栽培基準は、以下の4つが定められています。
項目 | 栽培基準 |
---|---|
種子 | 自家採取によらず、種子を更新していること。 |
移植日 | 原則6月15日までに移植すること。 |
施肥管理 | 穂肥診断に基づいた施肥管理を行っていること。 |
防除 | いもち病等の基幹防除を行っていること。(種子消毒、育苗箱施用剤及び、本田防除1回以上) |
また各農家が栽培したお米は、3つに区分された「美味しさ基準」によってランクが区別されて出荷されます。ランクが区別されることで、付加価値をより高められているのです。
品質基準 | プレミアムクオリティ | ハイクオリティ |
---|---|---|
検査等級 | 1等米 | 1等米 |
玄米タンパク | 6.3%以下 | 7.0%以下 |
水分 | 14~15% | 16%以下 |
粒の大きさ | 1.85mm以上 | 1.85mm以上 |
上の表のとおり最高位の「プレミアムクオリティ」では、玄米タンパクが6.3%以下と厳しい基準が設けられています。タンパク質が低いお米は、粘りがあり食味が良くなるとされています。
例えば北海道のおいしいお米として評判の「ゆめぴりか」のタンパク含有量の基準は7.4%以下です。このことから、いかに「ひめの凛」が厳しい基準を設けているのかがわかります。
「プレミアムクオリティ」「ハイクオリティ」のお米には、以下の基準をクリアした証が貼られており、消費者にとってもわかりやすい仕組みになっています。
引用:ひめの凜|JA全農えひめ
栽培農家さんの想いは、以下のYouTubeの動画で見れます。ぜひこちらもご覧ください。
3. ロゴ・名前の由来
「ひめの凛」の特徴的なロゴは、愛媛の地名の由来となった女神「愛比売(えひめ)」がモチーフです。「愛比売(えひめ)」とは、古事記のイザナギとイザナミの国生みの神話に登場する神様です。米粒の形を女性の顔になぞらえて、上品で華やかさを表現しています。
名前は「夏の暑さに強く、大粒でしっかりとした噛みごたえながら、華やかな香りと味わいを備えたお米の、凜とした魅力」という意味で名づけられています。
「ひめの凛」をぜひお試しください
「ひめの凛」は、愛媛県が長年の研究・育種の末に開発した初めてのブランド米です。大粒でもっちり、冷めてもおいしいお米をぜひ試してみてください!
ネットショップで購入
ふるさと納税の返礼品