岩手県の希少米「きらほ」の特徴や購入方法を解説！玄米でも美味しい低アミロースで甘くてもっちりとしたお米【実食レポートあり】

「きらほ」は岩手県北部で栽培されている「低アミロース米」です。甘くてもっちりとした食感が特徴で、玄米で食べても美味しいと評判です。また栽培農家が少なく、希少性の高さも人気に拍車をかけている要因と言えます。

この記事では「きらほ」の特徴や購入方法について解説します。

岩手県の希少米「きらほ」のおすすめの購入先を紹介

「きらほ」は、主に以下の2つの方法で手に入れられます。

1. 農家さんからネットで直接購入する
2. ふるさと納税の返礼品で受け取る

楽天市場などの大手インターネットモールでは、販売はありません（2024年8月現在）。

項目	内容
ネット販売価格	4,000円～／5kg
ふるさと納税額	10,000～14,000円／5kg

1. 農家さんからネットで直接購入する

「きらほ」は産直サイト「食べチョク」を使って、農家さんから直接購入できます。楽天市場などには出品がないため（2024年8月時点）、ふるさと納税を除けば食べチョクの利用が唯一の選択肢です。

「食べチョク」には、二戸市の「三右エ門-sannimon-」さん、滝沢市の「仁左ェ門」さんが出品しています。

「三右エ門」さんの「きらほ」は、化学肥料を一切使わずに栽培しているお米です。白米・玄米それぞれ4～20kgまで様々な量のお米を選べます。無洗米での購入もできるので便利です。

「仁左ェ門」さんは、アイガモ農法で農薬・化学肥料不使用のお米を栽培しています。お米は生産者の名前から「武田家のお米」という名前で販売しています。「きらほ」は白米・玄米それぞれ5kgでの販売となります。

2. ふるさと納税の返礼品で受け取る

ふるさと納税では「二戸市」「滝沢市」の2市で返礼品での受け取りが可能です。「二戸市」のお米は食べチョクで紹介した「三右エ門」さん、「滝沢市」のお米は同じく「仁左ェ門」さんのお米になります。

ふるさと納税は「楽天ふるさと納税」のほか、「ヤフーのふるさと納税」「さとふる」でも取り扱っています。

岩手県の希少米「きらほ」実食レポート！

「きらほ」を実際に食べてみよう！ということで、食べチョクで「三右エ門」さんのお米を購入しました。「三右エ門」オリジナルのパッケージで、ご主人の写真付きのパンフレットが封入されていました。

炊飯は通常の水の量で行いました。お米を食べた感想は甘味が強い！。魚沼産コシヒカリにも負けません。そしてモチモチ感もかなり感じられました。

これは「きらほ」が「低アミロース」であるためですね。一般的なお米（うるち米）ともち米の間程度のもちもち感があります。

「きらほ」は希少米であることもあり、やや高価ではありますが、お米好きであればぜひ一度試してみてほしい品種ですね！

岩手県の希少米「きらほ」を詳しく知りたい！食味や品種特性について解説

「きらほ」の品種についてもっと詳しく知りたいという方に向けて、以下の3つ点から特徴を詳しく解説します

1. 食味
2. 品種特性
3. 名前の由来

一つひとつ見ていきましょう！

項目	内容
来歴	（母）ミルキープリンセス×（父）岩手61号
育種	岩手県農業研究センター
品種登録日	2015年11月

1. 食味

「きらほ」の特徴は、甘みが強く、アミロース値が低い「もっちり」とした食感です。低アミロース米は、冷めてももっちりとした食感が維持されるため、お弁当屋おにぎりにも適しています。

パサつきやすい玄米食であっても、もちもちして食べやすいを評判です。

項目	内容
食味	もっちり、甘い
他特徴	低アミロース米

2. 品種特性

「きらほ」は、岩手県北部の極わずかな農家のみが生産している希少米です。

岩手県農業研究センターが、アミロース値が安定した低アミロース品種を目標に開発したお米です。岩手県には、低アミロース品種「ゆきおとめ」がありますが、登熟温度によってアミロース含有率の変動が大きいことが課題でした。

「きらほ」はアミロース含有率は9～12％と他の低アミロース米に比べて変動が少なく、毎年安定した品質のお米の生産が可能になりました。

3. 名前の由来

「きらほ」という名前は「きらめく穂（煌穂）」という意味です。また「きら」は低アミロース米特有の玄米の白さをイメージしています。

東日本大震災後にデビューした「きらほ」には、復興支援につなげたいという農家の想いも込められています。

岩手県産「きらほ」をぜひお試しください

甘くてもっちりの低アミロース米「きらほ」は、生産者が少なく希少なお米です。玄米で食べても美味しい「きらほ」をぜひ一度お試しください！