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【番外編】移住10周年勝手にリフレッシュ休暇。農業大国マダガスカルへ旅してきました。

2025 3/27
コラム 自給農を目指すポレポレ農園レポート 未分類
2025年2月28日2025年3月27日
こめむすひ 編集部

2014年に神奈川県から小千谷市の岩沢集落に移住して早10年が経ち、11年目に突入しました、せいのうれいと申します。

栄養学を学び、食品メーカーで微生物の培養をし、はたまたNGOのボランティアとしてケニアで子供の支援に関わったり、そのほかにも介護職や事務職や飲食業や、あれやこれやと職を転々としてここにたどり着きました。

現在の本業は(何が本業か分からないのですが、中でも自分が事業主として行っているものは)【ポレポレ工房】という菓子製造業ということになりますでしょうか。お米や地元の素材を生かしたお菓子、オーダーケーキ、時にお弁当やお惣菜なども作っています。

そのほかにも、農業法人での事務のアルバイト、受託の事務仕事などもしており、いわゆるフリーランス的な働き方です。少し前にこれを、【イナカフリーランス】と名付けてくれた人がありましたが、いい肩書で気に入っています。

その傍ら、なりゆきで畑と田んぼをあてがわれたらすっかりその魅力に取りつかれ、【ポレポレ農園】という楽園を手に入れた次第です。

今回は【番外編】として、昨年のマダガスカル旅行について書かせて頂こうと思います。

目次

夢の長期休暇

11月後半~12月初旬、かねてから憧れていたマダガスカルへの旅を実現することが出来ました。
海外旅行自体、ものすごく久しぶりです。
前回海外へ行ったのは移住してくる直前、つまり10年前のカンボジアでした。
ずっと前から国内海外問わず旅行は大好きで、一時期は毎年のようにバックパック背負ってアジアやアフリカの国をうろうろと放浪するような生活をしていました。だいたい10日~長いと3か月位、いろんな街を訪れてはその場所の空気に触れ、ローカルフードを楽しんだりするのが大好きでした。
それが、気づいたらなんと10年も日本を離れてなかったのです。

思えば、移住してからの生活、とにかくいつも目の前のことを楽しむのにも慣れるのにも精一杯で、旅行のことを考える余地はありませんでした(たまに近場の温泉に1泊で行くぐらいのことはありましたが)。
移住から10年経って、自分の仕事や生活のペースがようやく固まってきたのです。なんとも喜ばしいことです。


最近は、会社員でもだいぶ自由な勤務形態になってきてはいるようですが、それでもサラリーマンではなかなか取れない【長期休暇】。フリーランスの特権とも言えるのではないでしょうか。
今回は現地16泊17日、往復入れると20日間まるまる休みを取ることができました。


もちろん、事前の準備や周りの理解や協力もあって実現したことではあり、本当にみなさんに感謝です。

マダガスカルってどんな国?

まず、マダガスカルはどこにあるのでしょう。

アフリカ大陸の東側、南半球に位置しています。面積は日本の約1.6倍。結構大きいですね。
もう20年以上前、私がケニアに渡る前になりますが、このマダガスカルを舞台にした『時の止まった赤ん坊』という小説を読みました。

この小説に書かれていた、マダガスカルの人々はアジア人のような顔立ちの人が多く、主食も日本人と同じ米であるということが非常に興味深かったのを思い出します。
そのあたりをもう少し調べてみると、どうもマレーシアのボルネオあたりからマレー系の人々が船で渡ったのがこの民族のルーツであるようです。
その後アフリカからも人が渡り、マダガスカルにはいくつかの民族が混在しているとのことです。
またさらに興味深いのは、この国に存在する動植物の70~90%は固有種であること(その割合は文献により異なる)。
つまり他の国にはない生き物が大半を占めるということですね。
ますます興味がそそられます。
その中には、おそらく多くの人が見聞きしたことがあるもの【バオバブ】【キツネザル】があげられると思うのですが、皆さんどうでしょうか?

バオバブ並木
ワオキツネザル

バオバブは、『星の王子様』の物語に登場することでその名を知られていますよね。
キツネザルは、日本でも動物園などで飼われていたりもしますが、野生で存在するのはこの国だけです。有名なのがワオキツネザルですが、ほかにも、チャイロキツネザル、クロキツネザル、シロクロエリマキキツネザル、バンブーキツネザル等々、様々な種類が生息しています。
他に、カメレオンや蛇、トカゲなどの爬虫類もたくさん見られます。

産業について。やはり国民の大半が農業者だそうです。

郊外にひろがる田園風景

多く栽培されている作物は、なんといっても米です。輸出もされています。他にもトウモロコシ、キャッサバ、コーヒー、バニラ、そして様々な野菜も作られています。

次に気候ですが、他のアフリカ諸国と同様、ざっくり雨季と乾季に分かれます。私が訪れた11月後半は、乾季が終わって雨季に差し掛かる時期でした。
言語は、公用語はマダガスカル語(マラガシー)とフランス語です。
独立する前はフランス植民地だったのでフランスの文化も入り混じっています。

首都アンタナナリボの街並

建物もフランス風な雰囲気に満ちていますね。
フランス料理のお店も街のあちこちにあるそうで、お味もなかなかのものだとのことです。

アジアとアフリカとフランス、いろんな地域の文化が入り混じった国、それがマダガスカルなのですね。

ドキドキわくわくの現地入り

到着が夜だったのですぐに宿へ向かい1泊、翌日はバスのチケットを手に入れたり、お金をおろしたり、水などの飲み物を調達したりなどの用事を済ませつつ街歩きです。
が、なぜかATMでお金がおろせませんでした。3カ所回ったけど全部だめでした。どうしてなのか全くわかりません。操作していると最後に『失敗しました』というメッセージが表示され、ピロピロ~とレシートが出てきて終了です。
ついでに言わせてもらうと、空港のATMも『お札の在庫がない』との理由でおろせず、『そんなことあるの~??』といきなり面くらいました。
両替所でクレカ使えたのでよかったですが、手数料高いから最低限しか両替してないし…
どうなってるんだマダガスカル。現金主義のこの国で、手持ちの現金が尽きる前に何とかしなければなりません。
そんなありがたくないドキドキ感が味わえるのもこの国ならでは。

人口が特に密集するアンタナナリボはとてもごみごみしていて、人や車や物であふれています。

アンタナナリボ 

とにかくごちゃごちゃしていて排気ガスもすごくて、暑かったのですが思わずマスクを使いました。迷子になりながらウロウロした末、どうにも方向がわからず、結局バイクタクシーを使ってなんとか宿に戻ることができました。
『なんだこのカオスは。このごみごみからは早く抜け出したい』というのが最初の印象でした。

バスの車窓から垣間見る農業事情

翌日、早朝にバスターミナルから出発です。
現地ではちょっとお高めのバス会社を予約していました。座席も指定で安心。
エアコンとWi-Fiも完備との触れ込みでしたが、この二つはまったくありませんでした。まあそんなもんでしょう。

メルセデスです

がっちりとした丈夫そうな車体です。

でもドアを閉めても隙間風は常時入ってくるし、走っていると窓が勝手にだんだん開いてくるという代物です。もちろん猛スピードです。そして道路がボコボコに陥没しているところではまっすぐ走れず、くねくねとゆっくりになります。
さすがマダガスカル。この辺は想定内なので笑って済ませます。

渋滞だらけの街を抜け出して郊外に差し掛かると、のどかな田園風景が見えてきました。
農業大国マダガスカル、田んぼや畑が広がっています。
山間の集落では、きれいな棚田がびっしりときれいに作られていて、しかも法面が直角。ちょっと見とれてしまうくらい美しいです。

美しい棚田が広がる

この景色、ずっと飽きることなく眺めていられました。
植えたばかりの田んぼ、穂が出ている田んぼ、苗を育てている田んぼなどなど。後で調べてみたら、地域によっては4毛作できるそうです。
農業大国ですが、機械化は進んでいないようでほぼ人力で農作業を行っています。
何も植えてない土の出ている田んぼでは、何やら複数の人が長い柄のついた『平らなスコップ』のような道具を使って地面を掘り起こしてはひっくり返すという作業を繰り返していました。つまりこれ『耕うん』ですね。
田植えや稲刈りをしているところもありました。棚田もすべて人の手で作られているわけで、いやはやすごいです。
昔の日本もこんな感じで人々は農作業をしていたのでしょうか。。。

まだ稲が小さい田んぼ
家の前では籾を干しています

牛やヤギと共に暮らす人々

田んぼには、時々牛もいました。主に牛は、荷物などを運ぶときに大事な役割を担っていたようでした。

ゼブ牛というこぶのある牛です

牛だけを連れて歩いている人も良く見かけたし、放し飼いにされて草を食べている牛たちもいました。とっても穏やかな性格のようで、鼻に紐を通されてない牛さんもたくさんいました。


ちなみに、食用としていちばんメジャーなのもこのゼブ牛です。
最後には食べられてしまうのかな。。。

そしてヤギもよく見かけました。

草を食むヤギたち

ところどころで、空いている畑にいくつも土の山のようなものが積んである様子が見られました。これは堆肥を作っていたのだと思うのですが、この牛やヤギたちの糞を利用していると想像できます。暮らしの中での循環が出来ているのだろうと想像できます。

マダガスカルの食事

お米をたくさん作っている国、いったいどのくらいお米を食べているるのでしょうか。
調べてみたところ、お米の消費量は日本人の約2倍、年間一人当たり120kgなのだそうです。
つまり、1か月で10kg、1日当たりだと330g=2合あまり=お茶碗6杯分。
単純に、ご飯2杯×3食ということになります。
でも、フランスの文化も色濃く残るこの国、バゲットやクロワッサンなどのパン類もたくさん売られているので、お米しか食べないというわけではなさそうです。となると、やはり1食の量もけっこうなボリュームになるということですね。


そういえば、宮沢賢治の『雨ニモマケズ』に、【一日二四合ノ玄米ト味噌ト少シノ野菜ヲ食ベ】という一文がありますね。昔は日本人はマダガスカル人のさらに倍のお米を食べていたということでしょうか。
明治時代に日本に来たドイツ人医師が、肉などの動物性たんぱく質をほとんど摂取していないにもかかわらず日本人はどうしてこんなに強いのかと、その強靭な体力に驚いたという話も聞いたことがあります。やっぱりアジア人の体にはお米が合っているのですね。
ちなみに私、ふだんは寝かせ玄米を主食としておりますが、おかずに具だくさんの味噌汁、以上。なんてことも多いです。冬場は特に、寒い台所にいたくないので料理もあまりしたくないのです(笑)。
それでも、毎日美味しくて満足できていますし、風邪をひくこともなく元気に雪かきもできているので、お米とみそ汁ってすごいんだなと思います。
ちょっと話が逸れてしまいました。


この旅行中の食事、ローカルな食堂ではこんな感じでした。

ご飯大盛り!

おかずは牛肉と青菜の炒め煮?のようなもの、スープ、ご飯。
高校生男子か。ってくらいな量、お茶碗3杯分位ありました。おかずは塩気が強めで、少量のおかずでご飯をたくさん食べるスタイルですね。
ちなみにこちらお値段は180円位です。

また、少し良さげなローカルレストランにも行ってみました。
これがまたすごかったのですよ。

めちゃくちゃ豪華

店員さんに、ローカルフードが食べたいと伝えたところ進められたこれ。
左下のおかず『Rabitutu(ラビトゥトゥ)』。キャッサバの葉と牛肉を炒めて煮込んだものです。


そしてまたもや山盛りのご飯、これがなんと『赤米』と『黒米』まであります。
実は意識高い系?ポリフェノールたっぷりですね。

野菜の付け合わせに唐辛子などのトッピングで味変もできちゃいます。
デザートにはライチ、と至れり尽くせり。
で、写真左上のティーカップのお茶。
これ、なんとなんと、ご飯のおこげを煮出した香ばしい【おこげ茶】。
お茶もご飯(笑)という、余すことなくお米を食す国マダガスカル。
それにしても、この大量のご飯。お茶碗4杯分くらいありました。
おかずもかなり多めでして、頑張りましたが申し訳ないのですが食べきれませんでした。これでお値段約400円。

海辺の町に行ったときのお食事。魚のココナッツ煮込みとご飯。

約700円

丸ごと1匹の魚を揚げてトマトとココナッツのソースで煮た南国っぽいお料理、そして山盛りご飯。これ美味しかったです。このときは確か完食できました。
お値段は約700円と、シーフードはややお高めのようです。

こちらは、鶏スープとご飯と付け合わせ野菜。ここはご飯の量は控えめでした。ああよかった。

空のスペースもありますがそこは気にせずに

お米の種類はいろいろあるようですが、どれも日本のお米のような粘りはなく、ポロポロとしている感じです。どちらかというと長粒種?になるのでしょうか、でもバスマティのような香りはありません。

揚げた鶏肉とご飯とスープ


基本情報と旅行の触りだけでけっこうなボリュームになってしまいました。
ひとまず今回はここまでとさせて頂きます。
読んでいただいてありがとうございます。
続きはまた書きたいと思いますので、よかったら読みに来てください。

この記事を書いた人

せいのうれい 半農半X型イナカフリーランス

2014年地域おこし協力隊として移住。任期終了後にポレポレ工房を起業、地元の食材や自家栽培の素材などを使ったお菓子や料理の製造販売を行う傍ら、農業法人でのアルバイト受託仕事やをしながら生計を立てている。なりゆきで畑や田んぼをあてがわれてから野菜や米作りに魅了され、趣味と実益を兼ねて農作業にいそしむ。

コラム 自給農を目指すポレポレ農園レポート 未分類
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