朝日は、明治から昭和初期に西日本で最も広く栽培された「旭」という品種を系統に持つお米です。旭系品種は、全国で岡山県産の朝日だけです。
もっちりとした食感ではなく、さらっと食べれて、ほどよい甘さを楽しめる朝日は、現在でも根強い人気を誇っています。
この記事では、朝日の特徴や購入方法について詳しく紹介します。
項目 | 内容 |
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来歴 | 旭の変異種を選抜 |
育種 | 岡山県農業試験場 |
品種登録日 | 1925年 |
岡山県産「朝日」の特徴
特徴を、以下の2つから解説します
- 朝日が生まれた背景
- 味・見た目
一つひとつ見ていきましょう!
1. 朝日が生まれた背景
朝日は、岡山農業試験場が明治時代からある「旭」を純系淘汰を行って確立した品種です。「旭」は明治時代には味の良い品種として「西の旭、東の亀ノ尾」と言われたほどでした。朝日は、全国で唯一残っている旭系品種です。
そもそも「旭」は、1908年(明治41年)に、京都府向日町の米農家である山本新次郎が、在来品種「日の出」の中から発見しました。「旭」は、在来品種に比べて、味が良く収量が多いことから、瞬く間に評判を得ました。「旭」という名前は、山本新次郎は、「日の出」から連想して付けた名前です。
山本新次郎は「旭」を普及するために京都府農業試験場に試験を依頼しました。この際に「旭」という品種が既にあったことから「旭(京都旭)」と命名されました。
このようにして生まれた「旭(京都旭)」は、明治から昭和初期にわたって西日本一帯で作られるようになり、岡山県では1925年(大正14年)奨励品種として登録されたのです。
昭和初期以降は、全国で様々な品種が生まれましたが、岡山県農業試験場が純系淘汰を行い「朝日」として確立して今日に至ります。
2. 味・見た目
朝日の見た目は、粒が厚く丸みがあることが特徴です。
食味は現在の多くの品種とは違い、もっちりとしたお米ではありません。それは朝日がもち米との交配を行っていないためです。
さらっと食べれる食感で、ほど良い甘さのある朝日は、年配の方にとってはどこか懐かしさを感じる味わいです。
またもちもちしていない食感と冷えてからでも美味しい特性から、おにぎりやお寿司のシャリにも適しています。
項目 | 内容 |
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食味 | さらっと、ほど良い甘さ |
粒の形 | 厚く丸みがある |
他特徴 | お寿司のシャリにも最適 |
岡山県産「朝日」のインターネットでの購入方法
朝日は、5kgで2,500~3,000円と標準的な価格です。
amazonや楽天市場など大手インターネットモールで購入できます。ふるさと納税は、岡山市、赤磐市、倉敷市、和気町、浅口市、瀬戸内市、総社市、玉野市などで返礼品として用意されています。
項目 | 内容 |
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ネット販売価格 | 2,500~3,000円/5kg |
ふるさと納税額 | 8,000~10,000円/5kg |
ネットショップで購入
ふるさと納税の返礼品
岡山県産「朝日」をぜひお試しください
朝日は、明治時代から続く「旭」の唯一の系統品種です。さらっとした、ほどよい甘さの懐かしい味をぜひ一度試してみてください!