「無洗米はまずい」というイメージを持つ方は多く、その理由の1つがパサパサとした炊き上がりです。しかし、基本を押さえた炊き方と少しの工夫で、無洗米はふっくらとした食感を楽しめます。
本記事では無洗米がパサパサに炊き上がった際の原因や、おいしく炊く方法を紹介します。パサパサさせない工夫や、実際になってしまったときの対処法もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてください。
おいしい無洗米をお探しの方は「【激選】安くておいしい無洗米12選!好みで選べる6銘柄・ふるさと納税返礼品も紹介」をご覧ください!食味ランキングで特A評価を受けている産地のみを選び、特におすすめの6銘柄紹介しています。ぜひチェックしてみてください!
無洗米がパサパサになる3つの原因
無洗米がパサパサになる原因は、主に以下の3つです。
- お米が古くなっている
- お米と水の量を正確に測れていない
- 浸水時間が短い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.お米が古くなっている
無洗米の保存期間が長くなると、炊き上がりがパサパサしやすくなります。米粒が乾燥し、内部の水分が少なくなってしまうためです。
とくに無洗米は普通のお米と異なり、白米をおおう肌ぬかがありません。その分、酸化しにくく味が長持ちしやすい一方で、食感が悪くなる可能性があります。
無洗米をおいしく食べるためにも、普通のお米と同様に購入後は早めに食べきりましょう。
お米の賞味期限・消費期限について詳しく知りたい方は、関連記事の「米の賞味期限ってある?いつまで食べられる?おいしさの目安とは」もあわせてチェックしてみてください。
2.お米と水の量を正確に測れていない
お米と水の量が正確に測れていないことも、炊き上がりがパサパサする原因の1つです。無洗米は肌ぬかがない分、1粒の大きさが普通のお米よりも小さくなっています。
つまり、同じ1合でも、無洗米のほうが米粒の量が多くなり、水の量も増やす必要があるのです。
具体的には、下表がお米と水の目安量となります。普通のお米に比べておおさじ一杯(15ml)増やすイメージです。
お米:水の量 | 1合(180ml)炊く際に必要な水の量 | |
---|---|---|
無洗米 | 1:1.5 | 約230ml |
普通のお米 | 1:1.2 | 約210ml |
なお、計量カップに入れたあと、トントンと叩く、あるいは指ですり切ろうとすると適切な量が測れません。お米の量を測る際は優しくすくい上げ、箸などですり切りましょう。
無洗米と普通のお米との違いについて詳しく知りたい方は、関連記事の「無洗米って美味しい?普通のお米と比べて何が違うの?」もぜひ参考にしてください。
3.浸水時間が短い
普通のお米と同様に、洗米後の浸水が不十分だと、米粒の吸水が追いつかずパサパサとした炊き上がりになります。
浸水は水温が高いほど早く進むため、夏場は30分、冬場は1時間〜1時間半程度が目安です。時短を目的に無洗米を購入する方も多いですが、おいしく食べるためにも浸水時間は確保しましょう。
【基本】無洗米をふっくらさせる炊き方
無洗米をふっくらさせる基本の炊き方は、以下のとおりです。
- お米の量を正確に測る
- 軽くすすぐ(しっかり研がない)
- しっかり浸水させる
- 少し多めの水で炊飯する
- 飯きり後、15分程度蒸す
普通のお米と異なるのは、洗米のやり方と水の量になります。無洗米の正しい炊き方について詳しく知りたい方は、関連記事の「無洗米が硬い!ふっくら炊けないの?失敗したときの対処法3つ」をぜひチェックしてみてください。
無洗米をパサパサさせない3つの工夫
無洗米のパサパサを防ぐ工夫としては、以下の3つが挙げられます。
- もち米を混ぜる
- はちみつを加える
- 炊飯油を使う
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.もち米を混ぜる
無洗米にもち米を混ぜて炊くと、新米のような「ふっくら」「もちもち」とした食感になります。炊飯の過程で、もち米の水分が無洗米にも行き渡るためです。
混合の比率は、「もち米:無洗米=9:1」から始めてみるとよいでしょう。
ただし、もち米の炊飯に必要な水は、普通のお米よりも少なくなっています。逆に無洗米は少し多めの水が必要な分、ちょうどよい水加減を見つけるには何度か試行錯誤する必要があるでしょう。
2.はちみつを加える
無洗米のパサパサとして炊き上がりは、はちみつを加えることでも防げます。もちもちとした食感はもちろん、ご飯にツヤが出て見た目もよくなります。
このような効果が出る理由は、はちみつに高い保水性があり、米粒をコーティングしてくれるためです。
はちみつを使用してみたい方は、以下の手順で無洗米に加えてみましょう。
- 洗米したあとのお米にはちみつを足す
- 水を加える(はちみつの分を除く)
- しっかりかき混ぜて溶かす
はちみつの量は、2合に対して小さじ1程度が目安です。独特の甘さは残ることなく、むしろその消化酵素によって無洗米自体の甘味を増幅してくれます。
3.油を使う
以下に挙げるような油の使用も、ツヤが出てふっくらとした炊き上がりになります。
- 米油
- サラダ油
- オリーブオイル
はちみつと同様に、油も米粒をコーティングしてくれます。また、ほぐれやすくなる分、内がまに残る米粒が少なくなり、食品ロスや洗浄の手間を削減できる点もメリットです。
油の量は、2合に対して小さじ1杯〜2杯程度が目安となります。多すぎると油っこさが残るため、注意が必要です。
なお、ご飯は冷蔵するとデンプンの老化によって固くなりますが、油でコーティングすることで柔らかな食感を維持しやすくなります。ご飯を冷蔵保存する機会が多い場合は、炊飯油を有効活用しましょう。
おいしい無洗米をお探しの方は「【激選】安くておいしい無洗米12選!好みで選べる6銘柄・ふるさと納税返礼品も紹介」をご覧ください!食味ランキングで特A評価を受けている産地のみを選び、特におすすめの6銘柄紹介しています。ぜひチェックしてみてください!
無洗米がパサパサしてしまったときの対処法
無洗米がパサパサしてしまったときは、以下のいずれかで対処しましょう。
- 水を加えて再加熱する
- アレンジ料理に活用する
パサパサしているのに加え、芯が残ってしまったときの対処法について知りたい方は、関連記事の「お米に芯が残ったらどうする?食べられる?原因と5つの対処法」をぜひ参考にしてください。
1.水を加えて再加熱する
水を加えて再加熱する手順は、以下のとおりです。
- 茶碗にご飯をよそう
- 水をふりかける(小さじ1杯程度)
- ふんわりとラップをかけ、電子レンジで加熱する(1分30秒~)
加熱してもパサパサとした状態が残っている場合は、さらに30秒ほど再加熱しましょう。
2.アレンジ料理に活用する
時間がある場合は、以下のようなアレンジ料理に活用するのも1つの方法です。
- チャーハン
- ピラフ
- リゾット など
チャーハンやピラフであれば、むしろパサパサとした食感のほうが向いています。また、リゾットなど水気が足されるアレンジ料理も、パサつきが消えておいしく食べられるでしょう。
無洗米の「パサパサ」は「ふっくら」に変えられる!
無洗米の炊き上がりがパサパサする原因には、お米の状態や水の量などが挙げられます。しかし、基本の炊き方をきちんと押さえ、必要に応じてひと工夫加えるだけで食感は改善できます。
ふっくらもちもちとした無洗米を食べたい方は、今回紹介した方法を今日から早速実践していきましょう。
おいしい無洗米をお探しの方は「【激選】安くておいしい無洗米12選!好みで選べる6銘柄・ふるさと納税返礼品も紹介」をご覧ください!食味ランキングで特A評価を受けている産地のみを選び、特におすすめの6銘柄紹介しています。ぜひチェックしてみてください!