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大学生インターンがやってきた!一之貝集落での田植え体験イベントに参加してきました。

2025 2/22
コラム 日本酒【unsui行脚】
2024年7月2日2025年2月22日
こめむすひ 編集部
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ごぶさたしておりますunsu/i(うんすい)です。
10年ほど前から日本酒を好きになり、原料であるお米のことをもっと知りたいと農業のお手伝いをしたり、日本酒について細々と学んだり(主に晩酌。。)しています。

以前わたしは新潟県長岡市の栃尾地域にある一之貝という集落で数ヶ月生活したことがあり、現在でも共同農場にスペースを借りて畑をやらせていただいているご縁で定期的にこちらに通っています。

今回は気持ちよい風の吹く5月の週末
首都圏から来た大学生インターンたちと田植え体験をしてきたのでそのときの様子をご覧ください!

目次

栃尾地域の紹介

長岡市栃尾地域は新潟県のほぼ中央に位置し
市街地から東へ向かって国道351号を通り、榎峠を越えたところに広がる山あいの地域です。

この地域の人たちは、守門岳をはじめ周りの山々から流れてくる豊富な水を大切にしてきました。平らな農地が少ない場所柄、棚田で大切にお米をつくられている方がたくさんいらっしゃいます。
量はたくさんは作れませんがこの豊かな水の流れと朝晩の寒暖差とで、とってもおいしいお米が出来ると定評があります。

一之貝集落について

国道を走って榎木トンネルをくぐったら右折、
きれいに舗装された道を蛇行しながら少しずつ標高はあがっていく。山と草と植えられたばかりの棚田の新緑と、空の青色が混じり合う。車の窓をあけ、青々とした風の薫りを気持ちよく感じながら市街地から20分ほどで一之貝集落に到着しました。

こちらには人口約250人・100世帯が住んでいらっしゃいます。都市で見られるような隣り合いのコンパクトな住宅とは違って、どっしりとした木造住宅がゆるやかな坂をはさんであらゆる角度・高さで点在しています。
私が3年前、一之貝にはじめて来たとき
そのゆったりとした家と家との間隔がわたしにとってはとても新鮮で、風が通りそうでなんだか家も気持ちよさそうだなあと思ったことを覚えています。

大学生インターンとは?


この農場を管理してくださっている多田正実さんは
集落協定というチームの代表を務めています。(初代代表は茨木徹夫さん)
チームとして「地域づくりインターンの会」に2009年から参加されており、毎年数名の大学生を呼んで1年を通した生活体験やイベントへの参加のためのホスト役として動きまわっていらっしゃいます。

「地域づくりインターンの会」とは

(主に首都圏に住む)大学生が数週間程度、
農山村地域でのインターンシップ活動に取り組み、その土地のくらしや仕事に参加したり町民と交流したりします。1996年より新しいつながりのきっかけを提供されています。
https://www.intern-kai.com/

大学生に向けて一之貝のことを紹介し、来てもらうためのプレゼン大会は、毎回とても盛り上がるそうです。プレゼン資料を一生懸命作って大学生にプレゼンし、一之貝に行ってみたいと思ってもらえたときはとてもうれしい気持ちなるのだそうです。

世代間交流

東京から高速バスに乗って大学生4名が田植え会場にやってきました!私は、彼らとは昨年11月ぶりの再会です。


(前回は、昨年11月に町のひとたちが作った野菜を集めて行った収穫祭のお手伝いをしていました。
この中にはそのあと2月に来て冬のくらしや除雪作業を体験したメンバーも!
すいません、私は冬眠していました‥ゴニョゴニョ)

今回、参加者のほとんどは、田植えに参加するのが初めてとのこと。
まず田植え専用の長靴をはきます。田んぼの中で靴がぬげないように念のため足首部分をひもでクロスに結びます。


田植えに使う道具として、一定の年齢の人たちには懐かしい!?手植えのための道具「ワク」(枠)です!存在感ありますね~!まっすぐ均一の間隔で植えられるよう田んぼに目印をつける道具です。

まずは一人ずつワクの操作を教わります。
写真は手植えの先生、名児耶(なごや)さん。仕事がとっても丁寧なので、たまにスパルタスイッチ入ってましたが笑、同時におちゃめな性格も爆発★大学生たちともわいわいと楽しそうに作業していました。
苗を植えるときはみんなで横並びになり、ひとりが4~5列ずつを担当しながら同じ方向に植えていきます。


「腰が痛い~!」、「ここから何列植えれば良かったっけ??」とか、声を掛け合いながら苗を植えていきます。

ちなみに今回の田植えの苗は、土に分解されるポットに植えられた「ポット苗」を使いました。

ポット部分を手で摘まんでちぎりながら植えていきます。通常は、このポット部分が培土のみなので、ぼろぼろ崩れて一定本数の苗をちぎるのが少しやりづらいのですがこれなら手さばき良く、さくさくと作業が出来て画期的!!と思っていたら、
このポット苗、機械植えで使う場合は専用アタッチメントが必要な為、あまり需要が無いのだそう。なので、この苗は今期で最後らしいです。。残念、、

私も多田さんが丁寧に代掻きした田んぼの土に入ってみました。中の土、とろっとろです、、!!
こんなにやわらかくしてくれて、田んぼの周りもきれいに整備していても、場所によっては土が硬くて足が抜きづらい所、端の方には深くて入りづらい所がありました。田植え機など機械が必要な圃場の場合、稲刈り時に機械で刈り取りづらいなどの影響があるそうなので、あまりにもクセが強いところは思い切って「植えない」ということもあるそうです。

土の中に入っての作業はバランスが取りづらく、まっすぐ植えるのはとても難しかったです。
それでも隣り合う人との距離感があることで、お互いを意識し合い、なんとかバランスを保てた気がします。コロナが収束してからだいぶたちますがこういう距離感や感覚、しばらく忘れていたなあと思いました。

交流会での突然の出会い

大学生と一緒に大人数で行った田植えはあっという間に終わりました。
この日みなさんは一之貝に一泊するということで夜の交流会にもおじゃましてきました。

みなさん東京の大学に通う3年生。全員20歳になったという事で、お酒で乾杯!めでたい!!

おいしそうなおもてなし料理がたくさん並ぶテーブルの上に一之貝の近くにある有名な酒蔵さんのお酒が、、!
諸橋酒造さんの「景虎 梅酒」
http://www.morohashi-shuzo.co.jp/products_list.html#seasonal_09
梅酒好きには有名な日本酒ベースの梅酒です。

諸橋酒造

栃尾地域に177年続く酒蔵さんです。
代表銘柄は「越乃景虎」。越後の名武将「上杉謙信」が栃尾で青年期を過ごした頃に名乗った
「長尾景虎」が由来です。蔵の周りの豊かな環境と徹底した技術でおいしいお酒を造り続け長きにわたり地元や日本酒ファンを魅了し続けています。
http://www.morohashi-shuzo.co.jp

私も久々にいただきましたが、酸味や甘さや香りがすっきりとしていて全く飲み飽きせず飲んでいるあいだ、ずーっとおいしい。。
すっきりキレのある淡麗な日本酒の特徴と、梅の実のふくよかな香りや甘やかさがやさしく調和しています。

みんなで美味しね~美味しいね~と、言いながら止まらなくなりあっという間に飲みきってしまいました!

毎年こういった交流会でのおもてなしで、この景虎梅酒は大好評だそうで、こちらのお酒の美味しさを知り、お土産に持って帰る人も多いそうです。思いがけず、おいしい日本酒との出会いがありました♪

お酒のようにコミュニティも醸すもの

翌日私は参加できませんでしたが、学生たちは
町の人とコミュニティセンターの前を飾る花植えの作業を行い、再び高速バスで帰路についたとの事。
次回彼らは8月の夏祭りで準備や当日の運営のお手伝いをします。その頃には、みんなで植えた稲や花がすくすく元気に育つ様子が見られるでしょう。

わたしは生活の中にあるコミュニティ(住居のごく近隣や会社や学校、家族や友人など)それ以外は「その他」・「他人」・「知らない」・「知る必要がない」として勝手に定義し、距離を広く取ってしまいがちでした。

一之貝にご縁を持つようになって、集落のみなさんが「他人」の私に対してほどよい距離感でとても親切にしてくださることをいつもうれしく思っていました。それはきっと、みなさんが以前からコミュニティの外との交流の機会を自主的につくってこられたからなんだなあと実感しました。

前に集落の80代のおばあちゃんが、小さい頃は群馬から生活用品を馬で運んで売りに来る人がいて、見たことのないお菓子を買ってもらったのがうれしかった、っていう話を聞いたことがあります。
ふた昔くらい前の物流は、誰が、何をどのように運んできたかが見えて、人と人との交流を通して物の売り買いが成立していたんだな、と知りました。

自分の目で見るから心に残るし、わかる(理解する)。わからないから知りたい・見えないから見てみたい、、ここにくるたび、そういう現代ならではの疑問に向き合えることが多くいつも勉強になります。

そして、あらゆることに対してさまざまな配慮を感じあたたかい気持ちと、背筋が少し伸びるような気持ちになる、一之貝はわたしにとってそういう場所です。

この記事を書いた人

unsu/i (うんすい) 日本酒をおすすめしたいひと

20代→日本酒というプロダクトに興味を持ち新潟酒の陣に行くも全く飲めずイカトンビとビールで乾杯(完敗)。30代→ある日突然日本酒が飲めるようになり、涙の酒の陣デビュー。日本酒による良いご縁に導かれ県外の酒蔵にて酒造りを経験。40代→新潟に戻り稲作農家をお手伝いしながら、日本酒の研究(という名の晩酌)に勤しむ

コラム 日本酒【unsui行脚】
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