「たかたのゆめ」は、陸前高田市の東日本大震災からの復興の取り組みの中で生まれました。開発の発端は、ボランティアとして陸前高田市に関わっていたJTでした。JTでお蔵入りとなっていた240粒の「いわた13号」という幻の籾が、多くの人の力によって陸前高田市公認のブランド米になるまで育てられたのです。
「たかたのゆめ」はやわらかく、ほどよい甘さの美味しいお米です。こちらでは「たかたのゆめ」が誕生するまでのストーリーや購入方法について詳しく紹介します。
項目 | 内容 |
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来歴 | ひとめぼれ×いわた3号 |
育種 | JT |
岩手県陸前高田市産「たかたのゆめ」の特徴
特徴を、以下の2つから解説します
- 誕生の背景
- 味・見た目
一つひとつ見ていきましょう!
1. 誕生の背景
「たかたのゆめ」の誕生は、JT植物イノベーションセンターでの研究に端を発します。1992年、同センターは自社開発の「いわた3号」と「ひとめぼれ」を交配させ、品種改良を進めました。その結果、2000年に完成したのが「いわた13号」です。しかし、2003年にJTがアグリ事業から撤退することになり、「いわた13号」も研究材料として長期種子貯蔵庫に保管されることとなりました。
「いわた13号」が再び日の目を見ることになったのは、2011年3月11日に発生した東日本大震災がきっかけでした。震災の半年後、JT植物イノベーションセンターの研究員たちは、ボランティア活動で通っていた陸前高田市の復興支援として新しい取り組みを模索し、貯蔵庫に保管されていた「いわた13号」の種子に目を付けました。そして、240粒の種子が2011年12月に取り出され、再び開発が始まったのです。
最初は栽培農家を探すのに苦労しましたが、偶然の出会いと熱意が実を結び、金野千尋さんという農家が協力を快諾しました。栽培は成功し、「いわた13号」は2012年に「たかたのゆめ」と命名され、食味会で高評価を得ました。その後、陸前高田市に「たかたのゆめ」の権利は寄贈され、栽培農家の数も増加していったのです。
たかたのゆめの誕生ストーリーはYouTubeでもご覧いただけます。
2. 味・見た目
「たかたのゆめ」の味と見た目は、他の米と比較しても非常に優れています。炊飯試験では、岩手県産の「ひとめぼれ」と比較して、やや柔らかめの食感とバランスの良い粘りが特徴です。
引用:【市公認】陸前高田のブランド米「たかたのゆめ」公式サイト
この米は、大粒でしっかりとした粒感があり、さっぱりとした味が特徴です。あらゆる具材との相性が良く、冷めても美味しさが変わらないため、特におにぎりとしての利用にも適しています。
おにぎりへの適正は一般社団法人おにぎり協会からも認定されています。
さらに、「たかたのゆめ」はその美しい見た目も魅力の一つです。炊き上がりのつややかさと、もっちりとした食感が食卓を彩ります。特に、家庭料理やお祝いの席などで、その見た目と味わいが喜ばれることでしょう。
項目 | 内容 |
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食味 | すっきりとした甘み、やわらかめ |
他特徴 | 冷めてもおいしい |
岩手県陸前高田市産「たかたのゆめ」のインターネットでの購入方法
「たかたのゆめ」は、Yahoo!ショッピングで購入できます(2024年5月調べ)。
また陸前高田市は、ふるさと納税の返礼品としても用意しています。
項目 | 内容 |
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ネット販売価格 | 3,000円程度/5kg |
ふるさと納税額 | 11,000円/5kg |
ネットショップで購入
ふるさと納税の返礼品
岩手県陸前高田市産「たかたのゆめ」をぜひお試しください
「たかたのゆめ」は、陸前高田市の東日本大震災からの復興に向けた取り組みで生まれたお米です。やわらかめの食感で、ほどよい甘さの「たかたのゆめ」をぜひお試しください!