無洗米は洗米が不要なことから、時短や手間を省きたい方が購入するケースが多いお米です。しかし、まだ食べたことがない方は、「普通のお米と味が違うのか」「研ぎ方や炊飯方法は同じでよいのか」などの疑問があるでしょう。
本記事では無洗米の味は普通のお米と違うのか、理由とともに紹介します。味が落ちるスピードや「まずい」と感じる原因のほか、おいしく炊く方法もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてください。
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無洗米の味は普通のお米と違う?
結論から言うと、無洗米の味は普通のお米とそれほど違いはありません。炊く段階では、無洗米も普通のお米も同じような構造になるためです。
無洗米では、一番外側にある肌ぬか層をあらかじめ取り除いています。普通のお米も洗米する段階で肌ぬか層がはがれ落ち、無洗米と同様にうま味層が外側にある状態です。
全国無洗米協会さんのイラストを引用すると、以下のようなイメージです。
無洗米も適切な炊飯手順を踏めば、「まずい」「ぬか臭い」といった状況は避けられ、普通のお米と同じようにおいしく食べられるのです。
味以外も!無洗米と普通のお米との違い
無洗米と普通のお米との違いは、以下の5つです。
- 購入価格
- 1kgあたりの量
- 炊飯にかかる手間
- 洗米に必要な水の量
- 栄養価
それぞれ詳しくみていきましょう。
1. 米粒の量
同じ重さでも、米粒の量は普通のお米よりも無洗米のほうが多い傾向にあります。無洗米は肌ぬか層を取り除いている分、1粒あたりのかさが減るためです。
その分、炊飯時に必要な水の量は若干変わってきます。詳しい炊飯方法を知りたい方は、後述のおいしく炊くコツもぜひチェックしてみてください。
2. 購入価格
購入価格は、無洗米のほうが普通のお米よりも、やや割高です。しかし、先ほど紹介したように、無洗米は同じ重さでも普通のお米よりも量が多い傾向にあります。実際に食べられる量を考えると、価格の差はそれほどないといえるでしょう。
3. 炊飯にかかる手間
無洗米は洗米するとしても軽く行う程度であり、普通のお米よりも炊飯にかかる手間が半分以下となります。浸水時間は同じように確保する必要はありますが、しっかりとした洗米が必要ない分、時短が可能です。
冬も冷たい水に手をさらす必要がなくなり、あかぎれなどの肌トラブルも避けられるでしょう。
4. 洗米に必要な水の量
洗米に必要な水の量も、無洗米のほうが圧倒的に少ないといえます。先ほど紹介したように、無洗米は洗米するとしても1回のみで、普通のお米のように複数回の研ぎが不要なためです。
また、研ぎ汁を排出しない分、川や海の汚染も少ない点も無洗米のメリットになります。キャンプの際にお米を炊くときも、無洗米であれば水の調達・排出を最小限にでき、地球環境に配慮しながらアウトドアを楽しめるでしょう。
5. 栄養価
一部の栄養価は、普通のお米よりも無洗米のほうが高い傾向にあります。無洗米はしっかり研ぐ必要がない分、うま味成分や水溶性ビタミンが流れ出る恐れがないためです。
とくに、ビタミンB1やナイアシンは普通のお米よりも2倍近く高いと言われています。逆に炭水化物や脂質はそれほど違いはないため、太りやすさなどが気になる方も食べやすいでしょう。
なお、無洗米のメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、関連記事の「無洗米の見分け方とは|メリット・デメリットと美味しく炊くコツを紹介」をあわせてチェックしてみてください。
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無洗米の味は落ちるのが遅い?
結論から言うと、無洗米は普通のお米よりも味が落ちにくい特徴があります。酸化して劣化やにおいを発生させる肌ぬか層が、あらかじめ取り除かれているためです。
ただし、味を長持ちさせるためには、無洗米であろうと適切な保存が必須となります。具体的には高温多湿を避け、密閉容器に入れて保存することが大切です。
お米の適切な保存方法について詳しく知りたい方は、関連記事の「米は野菜室に保存するのが正解?温度や湿度など最適な環境とは」もぜひ参考にしてください。
無洗米がまずいと感じる3つの原因
無洗米がまずいと感じる原因は、主に以下の3つです。
- 無洗米の中に、ぬかや細かいゴミが残っていた
- 洗米のしすぎで、うま味層まで洗い流してしまった
- 浸水時間が不十分で、パサパサした炊き上がりになった
おいしく食べるためには、適切な洗米と浸水が必要になります。無洗米の正しい炊飯方法について知りたい方は、次項の「おいしく炊くコツ」をあわせてチェックしてみてください。
無洗米が「まずい」と感じる方へ!おいしく炊くコツ
最後に「無洗米はまずい」というイメージがある方に向けて、おいしく炊くコツを3つ紹介します。
- 洗米では軽くすすぐ程度にとどめる
- 浸水時間をしっかり取る
- 少し多めの水で炊飯する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 洗米では軽くすすぐ程度にとどめる
無洗米は洗米が不要なお米ではありますが、軽くすすぐ工程を入れるとよいでしょう。無洗米とはいえ肌ぬか層が完全に取り除かれているわけではなく、かつ細かいゴミが残っている可能性があるためです。
研ぐまではいかなくても、水を入れてサッとかき混ぜて捨てるだけでも味やにおいが変わり、おいしく炊き上がります。
2. 浸水時間をしっかり取る
無洗米も普通のお米と同様に、30分〜1時間以上の浸水が必要です。とくに冷水を使う、あるいは冷蔵庫に入れて浸水させると炊き上がりがふっくらしやすくなります。炊飯時、沸騰までに時間がかかるほうが、うま味が上がるためです。
なお、浸水時間は長くても2時間で十分です。長時間浸水しすぎて、逆に雑菌が増えないように注意しましょう。
3. 少し多めの水で炊飯する
無洗米は同じ1合でも米粒の量が通常より多いため、水も相応のかさ増しが必要になります。具体的な量としては、大さじ1杯〜2杯ほど多めに入れるとよいでしょう。普通のお米と同じような水の量で炊飯すると、パサパサとした炊き上がりになる可能性があります。
ただし、無洗米専用の計量カップでお米をはかる場合は、通常時と同じ水加減でOKです。固め・柔らかめなど、好みの炊き上がりになるよう何度か調整しながら炊飯してみましょう。
逆に、炊き上がりがベチャベチャになってしまった場合の対処法について知りたい方は、関連記事の「無洗米がベチャベチャになる|家庭での美味しい炊き方を解説」をあわせてチェックしてみてください。
無洗米の味は適切な保存・炊飯でおいしさが長続きする
無洗米の味は保存や炊飯の方法が適切であれば、普通のお米と変わりありません。節水や時短、栄養価の高さなどメリットがたくさんある点も魅力です。
忙しい毎日の中、お米を炊く手間をなるべく減らしたい方は、無洗米を購入してみてはいかがでしょうか。
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